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更新日:2018年3月15日

民生委員・児童委員活動についてインタビューしました。

全国民生委員児童委員連合会顧問の堀江氏にインタビューしました。

  全国民生委員児童委員連合会の前会長で、現在は顧問として、陰ながら民生委員・児童委員活動を支えている堀江正俊氏(島根県出雲市祐宗寺ご住職)を訪問し、民生委員・児童委員活動についてお話を伺ってきました。

※「全国民生委員児童委員連合会」(略称:全民児連)とは

都道府県・指定都市民生委員児童員協議会を構成団体とする全国段階の民児協です。全国23万人の民生委員・児童委員がそれぞれの地域にあってその力を発揮し、地域福祉の増進に積極的な役割を果たしていけるよう、民生委員・児童委員活動の在り方に関する調査研究、方針等の提示等、様々な活動を行っています。

※「民児協」とは

民生委員法により、都道府県知事が定める区域ごとに「民生委員・児童委員協議会」を組織しています。「民生委員・児童委員協議会」は、同一地区内の民生委員・児童委員が連携・協力し合うことにより職務を機能的かつ効果的に遂行するとともに、必要な知識や技術等の向上を相互に促進することを目的として活動しています。

 

 

 堀江氏は、38歳の頃から39年間民生委員・児童委員として活動され、この間、島根県民生委員児童委員連合会会長、全国民生委員児童委員連合会副会長などの要職を務め、平成25年12月から平成28年11月の3年間、全国に約23万人いる民生委員・児童委員を束ねる会長を務められました。平成29年の民生委員制度創設100周年を控えた大切な時期に会長を務め、平成28年11月を持って民生委員・児童委員は辞任されましたが、現在も全国各地での講演や地域住民からの相談が寄せられるなどお忙しい日々を送られています。ここには印象深いインタビューの内容の一部を掲載します。

 

 

ボールペン

Q:39年間の民生委員活動は、どのような思いをもって活動されていましたか。

A:「和顔愛語」(穏やかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接すること)という言葉を大事に、日々、子どもからお年寄りまで挨拶をし、声をかけ、笑顔になってもらうことを常に考えてきた。

*堀江氏が大切にされているお言葉が印字されたボールペン。出会った方に配られているとのこと。

Q:今まで民生委員として、どのような活動をされてきたか教えてください。

A:子どもを取り巻く問題は、今も昔も変わらず多い。親が困っているときに、同じように子育てをしている親が助け合って相談できる関係へとつないでいくことができれば、との思いで始めたのが親子で一緒に作る「お料理教室」、夏季休暇等を利用して教員OB等が勉強を教える「おさらい教室」などの活動の場や居場所作りを行っている。「おさらい教室」は、遊びに来ていた息子のお友達が塾通いなどで帰宅するなか1人帰らないお友達がおり、その後そのご家庭の経済状況が厳しく学習塾に通えないことがわかり、その子どもの「勉強したい」という思いを大切にしようと始めたのがきっかけで、今では100人ほどの子どもたちが参加している。

堀江氏写真

日々の活動では、1軒ずつお宅を訪問し、声かけをすることがとにかく大切だと感じている。

その積み重ねが地域住民を必要な制度につなげたり、人と人とをつなげたりすることになると思う。

Q:民生委員活動を一言でいうと。

A:住民の皆さんに幸せの心を差し上げること。民生委員は人の温かさを伝えることができる活動だと思う。39年間本当に良い仕事をさせてもらい、心の宝となった。

 

今回の訪問では、約2時間に渡りインタビューさせていただきましたが、そのお人柄と、民生委員・児童委員活動に確固たる信念をお持ちになって活動されていることが伺えました。民生委員・児童委員だからと構えるのではなく、一住民として地域や地域住民の方々の問題を考え、地域住民の方々に常に寄り添い、日々を過ごされていることが大変印象的でした。 

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