中国四国厚生局 > 中国四国厚生局について > せんだん通信-中国四国厚生局だより- > せんだん通信-中国四国厚生局だより-平成27年夏(8月)号
ここから本文です。
更新日:2017年11月16日
せんだん通信 -中国四国厚生局だより- |
平成27年夏(8月)号 (平成27年8月5日発行)
中国四国厚生局 Chugoku-Shikoku RegionalBureauofHealthandWelfare
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【目次】
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻頭言:保険医療機関等への指導指導総括管理官佐々木利仁
私が担っている業務は、指導部門といって主に保険医療機関等、いわゆる病院、診療所、歯科医院、調剤薬局等の指導を行っています。 指導等には、新たに保険医療機関等となった場合や診療報酬改定があった場合に講習会方式で行う「集団指導」。レセプト1件当たりの平均点数が高い医療機関を集めて講習会方式及び簡易な面接懇談方式で行う「集団的個別指導」。新規の集団指導を受けた後に面接懇談方式で行う「新規個別指導」。集団的個別指導を受けた保険医療機関等のうち、翌年度においてもなおレセプト1件当たりの平均点数が高い保険医療機関等及び保険者や患者(被保険者)等から診療内容又は診療報酬の請求に関する情報の提供があり、指導が必要であると認められる保険医療機関等を対象に面接懇談方式で行う「個別指導」。他に、地方厚生局へ届出されている内容が適切かどうかを確認するため保険医療機関等へ出向いて調査を行う適時調査があります。 なお、新規個別指導、個別指導及び適時調査等において、診療報酬の請求金額に過誤請求等の誤りが判明した場合は、患者や保険者に対して当該過誤請求分を返還していただいております。また、単なる間違いや誤解ではなく、悪質な不正があることが判明すれば保険医療機関等の資格を取り消すなどの行政処分を行うこともあります。 中国四国厚生局の平成26年度の保険医療機関等に対する指導等の実績の詳細については、当ホームページの「平成26年度業務実績」により確認ができますので(是非ご覧ください。)、ここでは、概要を紹介します。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特集:食中毒にご用心!~食肉の生食は危険です~食品衛生課岩城誠牛・豚の肝臓(レバー)や豚肉(内臓を含む)は、生食用としての販売・提供が禁止されています。重症化する食中毒の危険性があるため、牛・豚のレバーや豚肉は、生では食べられません。必ず中心部までよく加熱してから召し上がってください。
1.食肉の生食や加熱不足で食中毒が発生しています 牛や豚、鶏などの動物は健康であっても、人に対して食中毒を引き起こす細菌やウイルス等を体の中に持っています。
2.食肉等による食中毒の発生を防止するポイント 食肉、レバーの生食・加熱不足を原因とする食中毒を防止するために、次のことに気をつけましょう! (1)しっかり加熱しましょう 肉を安全に食べるには、加熱して食中毒菌等をやっつけるしかありません。
(4)子どもや高齢者が、お肉を生で食べると特に危険です カンピロバクターによる腸炎は、子どもに多く発生します。また、腸管出血性大腸菌(O157など)による食中毒では、合併症で溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症する率が子どもにおいて高く、腎機能障害や意識障害を起こし、死に至ることがあります。 (5)イノシシ、シカなどの野生鳥獣(ジビエ)のお肉や内臓も十分加熱して食べましょう イノシシやシカなどの野生鳥獣(ジビエ)では、家畜のように飼養管理されていないことから、E型肝炎ウイルスのほか、どのような病原体を保有しているかわかりませんので、生で食べるのは危険です。
(食中毒を引き起こす細菌やウイルス等は熱に弱いため、十分に熱を加えれば死滅しますので、安全に食べられます)。
食中毒は1年中発生していますが、特に梅雨の時期から夏にかけては、食中毒の原因となる細菌(腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌など)の増殖が活発になり、食中毒が発生しやすくなります。 ☆食中毒を防ぐ3つの原則 食中毒の原因を「つけない(洗う!)」「増やさない(低温で保存する!)」「やっつける(加熱処理!)」 ☆家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
詳しくは、食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント(政府広報オンライン)のホームページを参考にしてください。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特集:平成27年度「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されました。麻薬取締部今日、麻薬・覚醒剤・危険ドラッグ等の薬物乱用問題は全世界的な広がりを見せ、私たちの生命はもとより、社会の安定を脅かすなど、人類が抱える最も深刻な社会問題のひとつとなっています。 1.実施内容期間中である6月20日から7月19日までの1ヶ月間に、中国四国厚生局を始め、管内各県庁、保健所、ご支援をいただいております関係団体施設などにポスターを掲示するほか、リーフレット等を配布して広報啓発を行ったところです。 2.平成27年度広島県「ダメ。ゼッタイ。」6.26ヤング街頭キャンペーンについて広島市内では、下記のとおり、広島県「ダメ。ゼッタイ。」普及運動実行委員会主催の『平成27年度広島県「ダメ。ゼッタイ。」6.26ヤング街頭キャンペーン』が開催され、ヤングボランティアによる薬物撲滅の呼びかけで大変盛り上がりました。 (1)開催日時 平成27年6月27日(土曜日)午後2時から午後4時まで (2)実施場所 JR横川駅南口広場 (3)主な内容
〇「ダメ。ゼッタイ。」国連支援募金運動は、1993年からスタートした「ダメ。ゼッタイ。」普及運動と呼応して、薬物乱用を許さない、薬物乱用のない社会環境づくりのために実施されており、国連(国連薬物犯罪事務所)を通じて、開発途上国の薬物乱用防止活動を行っている民間団体(NGO)のプロジェクトを援助しているほか、国内の啓発事業にも役立っています。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特集:変形性膝関節症について指導医療官高沢皓文指導医療官の高沢です。保険医療機関等及び保険医等に対する指導、監査や、診療報酬の疑義解釈、点数表解釈等に関する指導、助言を行っています。現職に就くまで、整形外科専門医として臨床に従事しておりましたので、今回は変形性膝関節症について少しお話しさせていただきます。 1.筋力トレーニング 2.関節腔内注射 3.装具療法 何れも興味のある方はお近くの整形外科を受診していただき詳しい話を聞いていただけたらと思います。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
データで見る中国地方の特色、現状:国民年金保険料の納付と健康維持編企画調整課椎木恭也国民年金保険料の納付率から見る中国地方の特色、現状~全ての都道府県で納付率上昇、島根県の納付率は全国1位~平成26年度中に納付された現年度分の国民年金保険料納付率は63.05%となり(平成25年度は60.89%)、昨年に続き全ての都道府県で上昇しました。また、全国の納付率は対前年比で3年連続改善されています。
納付率とは・・・ 納付率とは、ある年度分の保険料として納付すべき月数(納付対象月数)のうち、その年度中(翌年度4月末まで)に実際に納付された月数(納付月数)の割合を言います。 低所得者などで保険料を全額免除・猶予されている方の月数(法定免除月数、申請全額免除月数、学生納付特例月数及び若年者納付猶予月数)は納付率の計算から除外されます。
~5歳階級別納付率は全て上昇、年齢が若いほど納付率が低い傾向に~次に、年齢階級別の納付率を見てみましょう。平成26年度の納付率は、平成25年度の納付率に比べて全ての年齢階級で上昇しています。
国民年金には、けがや病気などで重い障害を負った場合に受給できる「障害基礎年金」、亡くなったときに遺族が受給できる「遺族基礎年金」があります。公的年金は老後に備えるためだけではありませんので、若い時から確実に保険料の納付(又は免除の申請)をしていただくことが重要です。 国民健康・栄養調査から見る中国地方の特色、現状~都道府県別にみた1日当たりの平均歩数と肥満者の割合~みなさんは1日どのくらい歩いていますか。平成24年度国民健康・栄養調査によると1日当たりの平均歩数は全国平均で男性が7,791歩、女性が6,894歩となっています。
この結果を見ると、よく歩く山口県民は肥満者も少なく健康的であるという結論が導き出せるかもしれませんね。 ちなみにご報告いたしますと、山口県人である筆者は、1日の平均歩数が5,000歩程度で、特に運動もしておらず、上記の肥満者の割合22.1%に含まれており、山口県の方々には頭が上がりません。 みなさんも、毎日歩いて、しっかり年金保険料を納付して、健康で長生きして、老後は長~く年金を受給しましょう。(ちょっと強引でしたかね?)
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お知らせコーナー:医療安全ワークショップ・セミナーの開催について医事課横山弘美
中国四国厚生局では、医療安全推進のための取り組みとして、医療安全管理者の資質向上を目的とした、医療安全ワークショップ・セミナーを毎年開催しています。 医療安全ワークショップ(5日コース)では、医療機関で医療安全に取り組んでいる方を対象に、事故事例の分析や対応など講義だけではなく、実践に活かせていただけるよう、演習やロールプレイ等を企画しております。 医療安全セミナー(1日コース)では、平成27年10月1日施行となります「医療事故調査制度」に関するお話と「医療安全管理体制」について、講師の先生方にお話いただきます。現在、医療法改正が進み、医療機能分化や連携強化、そして在宅へとシフトが進んでいます。このことから、あらゆる医療機関においても安全が担保できるような取り組みが必要な時期と言えます。日々変化する医療現場で、医療事故を未然に防ぐためには、医療安全管理者がどのようなことに着目し、医療安全管理体制作りをすれば良いのか考える機会となればと思います。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お知らせコーナー:麻薬・覚醒剤乱用防止運動麻薬取締部麻薬・覚醒剤・大麻・危険ドラッグ・シンナー等の薬物乱用は、単に乱用者の身体、生命に危害を及ぼすのみならず、青少年の健全な育成を阻み、家庭を崩壊させ、社会の秩序を乱す等計り知れない影響を及ぼします。 1.実施期間平成27年10月1日から11月30日までの2ヶ月間 2.主な実施内容(1)広報機関等による啓発宣伝 (2)麻薬・覚醒剤乱用防止功労者への表彰 (3)麻薬・覚醒剤等に関する啓発資材の作成配布
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お知らせコーナー:「年金情報流出」を口実にした犯罪にご注意ください!年金管理課先般、日本年金機構への不正アクセスにより、皆さまの年金情報が流出したことにつきましては、ご迷惑、ご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げます。 この度の事案が発生して以降、政府では、年金情報流出を口実にした特殊詐欺等の犯罪の防止について取り組んでいます。 中国四国厚生局においても、各方面の皆さま方にご協力いただき、広報用チラシの配布や掲示等による啓発活動を行っています。特殊詐欺等の被害に遭われないためにも、チラシに記載された点のほか、下記の事項にご注意ください。 〇日本年金機構職員、消費生活相談センター職員や弁護士等を名乗った次のような内容の電話にはご注意ください。
なお、ご自分の情報が流出しているかどうかご心配の方は、下記の専用電話窓口またはお近くの年金事務所へご相談ください。各年金事務所のお問い合わせ先はこちらをご覧ください。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
あとがき夏休みもそろそろ折り返し地点となります。皆さまいかがお過ごしでしょうか。 子どもに「どこか遊びに連れてって!」と言われて、冷房の効いたデパートに出かけるような日々を送ってはいないでしょうか。 私が子どもの頃は、田舎ということもあり、海に山に川にと遊ぶところに困ることはなく、ラジオ体操で午前の作戦会議、時間になったらお決まりの場所へ集合、昼ご飯で一度解散、また集合して日が暮れるまで遊ぶ、母親が「そろそろご飯よ~」と迎えに来たら解散、毎日その繰り返しでした。 遊びが本分の子ども(小学生には宿題というミッションがありますが・・)には、できる限り、太陽の下で遊ばせてやりたいと思いつつ、公園ときどきデパートの日々を過ごしている今日この頃です。 暑い日が続きます。皆さまにおかれましては、こまめな水分補給を心がけ、夏を満喫しましょう。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バックナンバー |
お問い合わせ
企画調整課
〒730-0012 広島県広島市中区上八丁堀6-30 広島合同庁舎4号館2階
電話番号:082-223-8245
ファックス:082-223-8265