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更新日:2017年11月16日

せんだん通信-中国四国厚生局だより-平成27年秋(11月)号

せんだんの木

せんだん通信

-中国四国厚生局だより-

 

平成27年秋(11月)号

(平成27年11月5日発行)

 

 

中国四国厚生局

Chugoku-Shikoku

RegionalBureauofHealthandWelfare

 

【目次】

巻頭言:「被爆70年」節目の夏を終えて

総務管理官


今年は、「戦後70年」の節目の年に当たる訳だが、広島や長崎では、「被爆70周年」を迎える年でもある。
島では、官・民で「被爆70周年」に関連する各種イベント等の取組が行われており、当中国四国厚生局においても、原爆被爆者手当業務を所掌(被爆者はこの70年で減ってきており全国で180,000人強となり、平均年齢も80歳を超えている)していることに加え、より地域に根ざした取組の一環として、「被爆体験者の講話」や「放射能」関連の施設視察等の職員研修を実施したところである。
自身も、今年から政府等で新たに始まった「ゆう活」(ゆうやけ時間活動推進)の時間等を活用し、「被爆70周年」関係イベント等を開催する「美術館」、「商業施設等展示会」、「書店の特設コーナー」や「平和記念公園」、「原爆資料館」等に足を運んでみた。

の「平和記念公園」のあるこの河州沿い一帯は、毛利輝元が広島城を築城以来、水運を利用した物産集積地として発展し、その後、明治から昭和初期にかけ貿易商社、銀行等の他、洋食や映画館の娯楽施設等のモダンな文化の発祥地として広島でも有数の繁華街として栄えた地で、「原爆ドーム」は、この地のシンボルとして大正時代に「広島県物産陳列館」(後に広島県産業奨励館)として建築され、原爆投下当時は、1,300世帯、4,000~5,000人が暮らしていたこと。更に、終戦末期に空襲による防火・防災対策のため、この密集地を分散、移転させようと強制建物疎開の最中に原爆が投下され、勤労奉仕で動員された学生(一部の女学校生全員が亡くなった悲劇)や近郊からの義勇隊員等が数多く犠牲になったこと。
えて、この地が広島の中心部にあり、本川と元安川の分岐点であり、相生橋と公園側との連絡橋を連結させた当時の日本では珍しい構造の橋で、空から見るとT字の地形が判別しやすく原爆投下の目印にされたこと等々。

には、被爆から約10年後に、「黒い雨」と呼ばれる放射能の影響から突然白血病を発症し、回復の願い叶わず12歳で亡くなった佐々木貞子さんのこと。(佐々木貞子さんの死をきっかけに、その後、彼女の同級生たちの募金活動が全国に広がり、原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰め、平和を願うため「原爆の子の像」が平和祈念公園の中央に建てられ、今も国内外から1,000万羽の折り鶴が捧げられている。更に、「被爆70周年」に当たる今年、この佐々木貞子さんの物語が、米国人の手によりミュージカルとして演劇されており、彼女の「平和」への願いは、世界平和へ更に動き始めている)。

 

原爆の子の像
原爆の子の像

更ながらではあるが、被爆地広島を改めてじっくりと学び、うっすらとしか知らなかったこと等を再認識し、思いを新たにすることができた。
爆投下後にワシントン・ポスト紙が「広島は、生物不毛の地となり、75年間は草木も生えない」と言われた。
70年後の今の広島には、緑の木々に囲まれ美しく整備された「平和記念公園」を中心に、世界各国から多くの観光客が訪れ、世界恒久「平和」のシンボル的な姿がある。

8月6日の「平和記念式典」の夜に行われた「灯籠流し」にも初めて参加してみた。
の地域ではお盆に行われる行事であるが、広島では、水を求めて集まった多くの被爆者が力尽きた「相生橋」に向け、元安川の対岸から灯籠が流される。(この灯籠は、「黒い雨」の影響でなくなった佐々木貞子さんの塔「原爆の子の像」に捧げられた折り鶴が使われている)。今年は約8,000個の灯籠が川面に浮かび、弔いのろうそくの炎が川面に彩る。その幻想的な風情を眺めつつ、県外、国外から集まった多くの人たちとともに手を合わせ、「被爆70年」に広島市民と平和の思いを共有させて頂いた貴重な夏の一日となった。

 

平和記念公園側から望む原爆ドーム
平和記念公園側から望む原爆ドーム

特集:11月は「ねんきん月間」です。年金について考えてみましょう。

年金管理課坂宮弘顕

 

ねんきん月間のお知らせ

厚生労働省は11月を「ねんきん月間」と位置づけ、日本年金機構と協力して、公的年金制度の普及・啓発活動を展開します。

「ねんきん月間」の趣旨は?

民の皆さまに公的年金制度を身近に感じていただき、公的年金制度に対する理解を深めていただくことを目的としています。

「ねんきん月間」の活動内容は?

国各地の様々な場所で、日本年金機構職員による出張年金相談を行います。
た、公的年金制度の意義や、年金制度と国民の皆さま方との結びつきなどについて一緒に考えていただくため、年金制度との関わりについてのエッセイを広く募集しました。優秀作品等は日本年金機構のホームページに掲載(11月下旬予定)いたします。

中国管内において、日本年金機構が実施を予定している主なイベントは次のとおりです。

次の場所で出張年金相談を行います。

【鳥取県】境港市役所、智頭町総合センターなど
【島根県】隠岐の島町ふれあいセンター、西ノ島町中央公民館など
【岡山県】瀬戸内市役所、真庭市役所など
【広島県】北広島町役場、大崎上島町役場など
【山口県】山口市阿東地域交流センター、豊北総合支所など

○お近くの年金事務所等が行っている相談会等は、「平成27年度「ねんきん月間」取組計画」をご覧ください。

20歳以上の学生の皆さんのために

大学や各種学校において、パンフレットの配布や学生向け相談コーナーを開設します。

【鳥取県】鳥取大学、鳥取環境大学など
【島根県】山陰中央専門大学校、島根県立大学出雲キャンパスなど
【岡山県】岡山大学、就実大学など
【広島県】広島県立福山高等技術専門校
【山口県】宇部フロンティア大学、山口東京理科大学など

学生納付特例制度の周知

国四国厚生局では、学生等の年金受給権の確保を図る観点から、管内の大学・短期大学、専修学校、各種学校に対して、学生納付特例制度の周知について協力依頼を行っています。また、学生等が市町村役場に出向かなくても、通学する学校等を通じて学生納付特例の申請をすることができる「学生納付特例事務法人」としての指定への協力依頼を、未指定の大学等に行っています。

○学生納付特例制度の詳細については、日本年金機構のホームページ(学生納付特例制度)をご覧ください。

○学生納付特例事務法人制度の詳細については、中国四国厚生局のホームページ「学生納付特例事務法人の指定、監督」をご覧ください。

中国四国厚生局と日本年金機構の共催により行うイベント事業(広島市内)

国四国厚生局では、日本年金機構中国ブロック本部との共催により、次のイベント事業を実施します。

【出張年金相談会・国民年金保険料納付相談会】

日時成27年11月14日(土曜日)10時00分~16時00分

会場ャレオ中央広場(広島市中区基町地下街100号)

内容金制度一般に関する相談・国民年金保険料の納付相談・「ねんきんネット」普及のための広報活動など


(PDF:580KB)

11月30日は「年金の日」です!

国民お一人お一人、「ねんきんネット」等を活用しながら、高齢期の生活設計に思いを巡らしていただく日”として、11月30日(いいみらい)を「年金の日」としています。
うした「年金の日」の趣旨について、
「ねんきんネット」等を利用して年金記録や年金受給見込額を確認していただき
高齢期に備え、その生活設計に思いを巡らせていただくこと
呼びかけてまいります。

の機会に、年金について考えていただき、公的年金制度の趣旨やしくみについてご理解いただきますようお願いします。

 

特集:食の安全・安心に関するリスクコミュニケーション「JAXAの方と一緒に宇宙食を作る技(ハサップ)を学ぼう!~宇宙グミづくりに挑戦!!~」

食品衛生課

 

さまは、「HACCP(ハサップ)」という単語を耳にしたこと、もしくは見かけたことはありますか?
サップとは、1960年代の宇宙開発「アポロ計画」の中でNASAにより開発された、『安全な宇宙食を作るための食品衛生管理の方法』です。宇宙には病院がないので、宇宙食による食中毒は絶対に防がなくてはいけません。そのため、宇宙食には、私たちが普段地上で食べている食事よりも、厳しい条件が求められます。

サップは、原料の受入から製品が出来上がるまでの全ての工程を分析して清潔に保ち、加熱工程などの安全な食品を作るために特に重要な工程については、連続してチェックすることにより、全ての製品の安全を確保します。ハサップは現在、宇宙食のみならず多くの食品の安全性確保に役立っており、日本を含め様々な国々で取り入れられています。厚生労働省でも、ハサップの普及・推進に向けた様々な取り組みを実施しております。

回食品衛生課は、地域の皆さまにハサップに対する理解を深めていただくため、リスクコミュニケーションイベント「JAXAの方と一緒に宇宙食を作る技(ハサップ)を学ぼう!~宇宙グミづくりに挑戦!!~」を広島市こども文化科学館にて開催しました。JAXA(宇宙航空研究開発機構)及び、管内のハサップ導入施設であるアヲハタ株式会社の方を講師としてお招きし、参加者の皆さまには、実際にハサップによるグミ作りと宇宙食の試食を体験していただきました。

会場となった広島市こども文化科学館
会場となった広島市こども文化科学館

1.実施概要

  • 日時:平成27年8月20日(木曜日)13時00分~16時25分
  • 開催場所:広島市こども文化科学館(広島市中区基町5-83)
  • 主催:厚生労働省中国四国厚生局
  • 共催:広島県、広島市、広島市こども文化科学館
  • 協力:JAXA(宇宙航空研究開発機構)、アヲハタ株式会社
  • 参加人数:28組56名(小学生28名、保護者28名)

2.実施内容

  • スライド説明
    (1)宇宙食を作る衛生技術を学ぼう!~宇宙飛行士を守るハサップってなに?~(中国四国厚生局健康福祉部食品衛生課/黒木鉄治)
    (2)JAXAの方に宇宙食の話を聞こう!~宇宙食ってなにがすごいの?~(JAXA有人宇宙技術部門宇宙飛行士運用技術ユニット宇宙飛行士健康管理グループグループ長/佐藤勝)
    (3)身近なハサップ~宇宙食の技でジャムづくり~(アヲハタ株式会社品質保証本部品質保証部部長/福原公昭)
  • 宇宙グミづくり体験
  • 宇宙日本食の試食
  • 質問コーナー

細につきましては、食品衛生課のホームページをご覧ください。

品の安全確保に関するリスクコミュニケーションについて

3.参加者について

30組60名の募集に対し、定員を大幅に上回る68組136名の方から応募を頂きました。たくさんの方から応募を頂き、職員一同大変嬉しく感じておりますと共に、今回残念ながらご参加いただけなかった方にも、この特集を通じて雰囲気だけでも感じていただければと思っております。

4.中国四国厚生局・JAXA・アヲハタ株式会社からのお話について

サップ導入企業であるアヲハタ株式会社の福原様からは、ジャムづくりに使用されているハサップについてのお話をしていただきました。アヲハタ株式会社のジャム以外にも、皆さまの身近にはハサップによって作られた製品がたくさんありますので、探してみて下さい。

5.ハサップによるグミ作り体験について

衣とクリーンキャップを身につけ、ハサップによるグミ作り体験を行いました。ハサップポイントにチェックしながら、始終和やかな雰囲気の中で行われました。

白衣とクリーンキャップをつけた参加者
白衣とクリーンキャップをつけた参加者

ゼラチンの溶け具合を見る参加者
ゼラチンの溶け具合を見る参加者

グミを型に流し入れる参加者
グミを型に流し入れる参加者

ハサップポイントを確認する参加者
ハサップポイントを確認する参加者

6.宇宙食とグミの試食会について

食会では、ハサップによって作成したグミと、宇宙食の緑茶とヨウカンを参加者の方に試食していただきました。グミはオレンジ味とぶどう味があり、参加者同士で交換して食べている方もいました。緑茶とヨウカンは、実際宇宙食として食べられているものと同じものであり、参加者の方も興味津々でした。

食会は質問コーナーを兼ねていたのですが、宇宙食やジャムづくりについて、参加者の方がアヲハタ株式会社の方々やJAXA職員の方に積極的にご質問され、談笑されている様子が印象的でした。

国四国厚生局からは、参加者の皆さまに対して宇宙食を作るために開発された食品衛生管理手法「ハサップ」と宇宙グミづくりについてお話をさせていただきました。
JAXA職員の佐藤様からは、宇宙食についてのお話をしていただきました。実際の宇宙船内での写真を用いた、宇宙飛行士の1日や食事の様子についてのお話は興味深く、「一番人気の宇宙食は?」「宇宙食にできないものはありますか?」等多くの質問をいただきました。

JAXA職員の方による講演
JAXA職員の方による講演

宇宙グミを試食する参加者
宇宙グミを試食する参加者

宇宙食のヨウカンを試食する参加者
宇宙食のヨウカンを試食する参加者

宇宙食の説明を聞く参加者
宇宙食の説明を聞く参加者

JAXA職員の方に質問する参加者
JAXA職員の方に質問する参加者

 

7.まとめ

ンケート結果では、お話の内容について「理解できた」、「おおむね理解できた」、また参加したいですかという問いについて「参加したい」、「都合が合えば参加したい」とのご意見を多くいただきました。また、「ハサップについて興味がわいた」「ハサップの商品を探してみたい」等のご感想をいただき、十分な手応えを感じることが出来ました。
た、今年は岡山市との共催のもと、「夏休みお菓子工場見学ツアー~JAXAの方からお話をきいて、宇宙食を作る技(ハサップ)を学ぶ!~」をハサップ導入施設であるカバヤ食品株式会社岡山工場でも実施し、参加者の方に楽しんでいただきました。(食品衛生課ホームページ参照)

参加者の皆さまの集合写真
参加者の皆さまの集合写真

品衛生課では、今後もリスクコミュニケーションを積極的に行い、地域の皆さまと継続的に交流を深めていきたいと考えております。そして、この度、皆さまから頂きましたお声を元に、より充実した内容を目指していきたいと思います。

筆ではございますが、今回のリスクコミュニケーションの開催にあたり多大なるご協力を頂きました広島市こども文化科学館、アヲハタ株式会社、JAXA、広島県健康福祉局及び広島市保健所の皆さまに御礼を申し上げます。

特集:平成27年度麻薬・覚醒剤乱用防止運動の実施について

麻薬取締部

薬、覚醒剤、大麻、シンナー、危険ドラッグ等(以下「麻薬・覚醒剤等」という。)の薬物乱用は、乱用者個人の健康上の問題にとどまらず、各種の犯罪の誘因など公共の福祉に計り知れない危害をもたらします。近年、社会問題となっていた危険ドラッグについては、取締りを強化した結果、販売店舗は全滅したので、今後はインターネットやデリバリーによる販売に対する取締り等を徹底しているところです。
このため、薬物乱用対策推進会議において策定した「第四次薬物乱用防止五か年戦略」及び「危険ドラッグの乱用の根絶のための緊急対策」に沿って、国・都道府県・関係団体が緊密に連携し、危険ドラッグや違法薬物の乱用拡大を防止するための対策を積極的に行うことを実施機関等に対して徹底しています。

1.実施期間

平成27年10月1日から同年11月30日までの間

2.実施事項

(1)報機関等による啓発宣伝

政府広報等を通じた麻薬・覚醒剤等の薬物乱用による危害についての全国的な広報活動を実施します。
特に、危険ドラッグは、その危険性についての正しい知識を広く普及できるよう啓発活動をより重点的に行います。

(2)薬・覚醒剤乱用防止運動地区大会の開催

麻薬・覚醒剤等の薬物乱用防止の全国的気運の盛り上がりを期するため、全国6都市(千歳市、横浜市、羽島市、京都市、徳島市、宮崎市)において開催します。
管内においては、厚生労働省と徳島県の主催で、「麻薬・覚醒剤乱用防止運動徳島大会」を下記のとおり開催します。

平成27年11月25日(水曜日)後1時15分から午後4時まで

施場所

あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)1階ホール徳島市藍場町2丁目14番地)

な内容

講演

(ア)厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課

「薬物乱用の現状と対策(仮題)

(イ)水谷修氏

「さらば、哀しみのドラッグ」

○水谷修氏の活動内容

校教員として長い勤務経験があり、若者たちから「夜回り」と呼ばれている深夜の繁華街のパトロールを通じて、多くの若者たちとふれあい、彼らの非行防止と更正に取り組んでいます。一方で、全国各地からのメールや電話による様々な子供たちからの相談に答え、子供たちの不登校や心の病、自殺などの問題に関わっています。その現場での経験をもとに、専門誌や新聞、雑誌への執筆、テレビ、ラジオなどへの出演、日本各地での講演などを通して、子供たちが直面している様々な問題について訴えています。

(3)薬・覚醒剤乱用防止功労者の表彰

麻薬行政の推進に関して、顕著な功績のあった方々に対して表彰を行います。

(4)薬・覚醒剤等に関する啓発資材の作成配布

麻薬・覚醒剤等の薬物乱用による危害とこれらの事犯の実態を周知させるため、ポスター、パンフレット等を作成配布します。
特に危険ドラッグについては、非常に危険な薬物であることを理解してもらえるような内容を盛り込みます。


(PDF:283KB)

 

データで見る中国地方の特色、現状:介護保険施設と健康寿命編

企画調整課

介護サービス施設調査から見た中国地方の特色

11月11日は「介護の日」~

日、高齢化などにより介護が必要な方々が増加している一方、介護にまつわる課題は多様化しています。
生労働省では、介護サービスを利用される方やその家族、介護従事者等を支援するとともに、これらの人たちを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、国民の皆さまに高齢者や障害者等に対する介護について、理解と認識を深めていただくための啓発を重点的に実施する日として、毎年11月11日を「介護の日」としています。
こで、今回は、介護保険施設(介護療養型医療施設は除く)の施設数や定員数などについて調べてみました。

 

介護保険施設の種類と概要~

ず、本題に入る前に介護保険施設について簡単に説明します。

護保険で給付されるサービスには、訪問介護やデイサービスなどの居宅サービスと施設に入所する施設サービスがあります。介護保険施設は、施設サービスを利用することができる施設で、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設の3種類があります。

の施設の概要は以下のとおりです。

1.介護老人福祉施設
人福祉法に規定する特別養護老人ホーム(入所定員が30人以上であるものに限る。)で、かつ、介護保険法による都道府県知事の指定を受けた施設であって、入所する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行うことを目的とする施設。
2.介護老人保健施設
護保険法による都道府県知事の開設許可を受けた施設であって、入所する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設。
3.介護療養型医療施設
療法に規定する医療施設で、かつ、介護保険法による都道府県知事の指定を受けた施設であって、入院する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護その他の世話及び機能訓練その他必要な医療を行うことを目的とする施設。

イメージ的には、介護老人福祉施設は、要介護者が終身まで生活の拠点として入所できる老人ホーム、介護老人保健施設は、リハビリなどの機能回復訓練を行って最終的には自宅で自立した生活が送れることを目指す施設、介護療養型医療施設は、医療の必要な要介護者のための長期療養施設といったところでしょうか。

 

中国地方の介護保険施設の施設数~

れでは、中国地方の65歳以上人口10万人当たりの介護保険施設数を見てみましょう。
護老人福祉施設では、島根県が全国1位の38.5施設(全国平均は22.0施設)、また、介護老人保健施設の施設数では鳥取県が全国1位の33.5施設(全国平均12.4施設)です。
国平均を下回る結果となったのは介護老人福祉施設の山口県(21.5施設)のみでした。
国平均に比べれば中国地方の65歳以上人口10万人当たりの施設数が多いことが分かりますね。でも、この結果だけでは、利用者にとって中国地方の介護保険施設が充実しているとは言えません。

 

中国5県の65歳以上人口10万人当たりの介護保険施設数(平成26年10月1日現在)

 

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

中国5県

全国

介護老人福祉施設

(施設数)

25.1

38.5

27.2

22.6

21.5

25.4

22.0

全国順位

22位

1位

16位

31位

38位

介護老人保健施設

(施設数)

33.5

16.7

15.4

14.6

15.0

16.6

12.4

全国順位

1位

10位

21位

25位

23位

【出典】厚生労働省「H26介護サービス施設・事業所調査(基本票)」、総務省「人口推計(平成26年10月1日現在)」から算出

 

中国地方の介護保険施設の定員数~

は、中国地方の65歳以上人口千人当たりの介護保険施設定員数を見てみましょう。
護老人福祉施設では、島根県が全国2位の21.2人(全国平均は15.1人)、また、介護老人保健施設の定員数では鳥取県が全国1位の18.9人(全国平均11.0人)です。
国平均を下回る結果となったのは介護老人福祉施設の広島県(13.8人)と山口県(14.1人)でした。
員数が多ければそれだけ多くの方が利用できますね。

 

中国5県の65歳以上人口千人当たりの介護保険施設定員数(平成26年10月1日現在)

 

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

中国5県

全国

介護老人福祉施設

(定員数)

17.3人

21.2人

17.1人

13.8人

14.1人

15.8人

15.1人

全国順位

11位

2位

13位

43位

39位

介護老人保健施設

(定員数)

18.9人

12.5人

11.8人

11.5人

11.0人

12.2人

11.0人

全国順位

1位

22位

27位

31位

35位

【出典】厚生労働省「H26介護サービス施設・事業所調査(基本票)」、総務省「人口推計(平成26年10月1日現在)」から算出

 

上の結果を見ると、介護老人福祉施設については島根県が、介護老人保健施設については鳥取県が充実していると言えるのではないでしょうか。

島県と山口県の数値は少し気になるところですが中国地方全体として、全国平均に比べれば充実しているということでしょうかね。

 

中国地方の介護保険施設の従事者数~

なみに、介護保険施設在所者(入所者)1人当たりの常勤換算従事者数を見てみました。
護老人福祉施設では、鳥取県が全国3位の0.742人(全国平均は0.670人)、続いて島根県が4位の0.741人となりました。また、介護老人保健施設では島根県が全国6位の0.737人(全国平均0.663人)、続いて鳥取県が7位の0.731人となりました。
国平均を下回る結果となったのは介護老人福祉施設の岡山県(0.632人)と山口県(0.657人)でした。
この結果をみても、やっぱり鳥取県と島根県は充実していますね。

 

中国5県の介護保険施設在所者1人当たりの常勤換算従事者数(平成26年10月1日現在)

 

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

中国5県

全国

介護老人福祉施設

(従事者数)

0.742人

0.741人

0.680人

0.681人

0.671人

0.693人

0.670人

全国順位

3位

4位

25位

24位

29位

介護老人保健施設

(従事者数)

0.731人

0.737人

0.632人

0.686人

0.657人

0.678人

0.663人

全国順位

7位

6位

38位

15位

28位

【出典】厚生労働省「H26介護サービス施設・事業所調査(詳細票)」、総務省「人口推計(平成26年10月1日現在)」から算出

 

回は、介護療養型医療施設については記載していませんが、気になった方は、「平成26年介護サービス施設・事業所調査の概況」(厚生労働省ホームページ)と「介護サービス施設・事業所調査に関する統計表」をご覧下さい。

 

健康寿命から見る中国地方の特色

平均寿命と健康寿命~

て、ここからは、視点を変えて健康寿命について見てみましょう。
齢になれば介護を必要とする可能性が高くなることは予想がつきますよね。でも、何歳まで健康に生活できるのかということを考えたことがありますか。
こで、平均寿命と健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)について、調べてみました。

ずは、男性の平均寿命と健康寿命から見てみましょう。
均寿命の全国平均(男性)は79.59才で、中国地方では岡山県と広島県が全国平均を上回り、鳥取県、島根県、山口県は下回っています。
康寿命は、全国平均(男性)が70.42才で、こちらは、島根県と山口県が全国平均を上回り、鳥取県、岡山県、広島県は下回る結果となっています。
外にも(個人的な意見ですが)、男性では広島県が中国地方では一番長寿県なんですね。

 

平均寿命と健康寿命(男性)

中国5県の数値とグラフ(男性)

出典:平均寿命(平成22年)は、厚生労働省「都道府県別生命表」、健康寿命(平成22年)は、厚生労働科学研
究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」より作成

 

に、女性の平均寿命と健康寿命を見てみましょう。
均寿命の全国平均(女性)は86.35才で、中国地方では島根県、岡山県、広島県が全国平均を上回り、鳥取県と山口県は下回っています。
康寿命は、全国平均(男性)が73.62才で、こちらは、島根県と山口県が全国平均を上回り、鳥取県、岡山県、広島県は下回る結果となっています。
~ん、山口県は、平均寿命は男女とも全国平均を下回っているのに健康寿命については、男女とも全国平均を上回っていますね。

 

平均寿命と健康寿命(女性)

中国5県の数値とグラフ(女性)

出典:平均寿命(平成22年)は、厚生労働省「都道府県別生命表」、健康寿命(平成22年)は、厚生労働科学研
究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」より作成

 

日常生活に制限のある期間~

均寿命と健康寿命についてはわかりました。では、最後に、平均寿命と健康寿命の差から日常生活に制限のある期間を見てみましょう。
青色(上段)が男性で、桃色(下段)が女性です。
国平均は男性9.22年、女性12.77年で、女性のほうが日常生活に制限のある期間が3年以上長いことがわかります。
筆すべきは、広島県の女性と山口県の男性でしょうか。
島県の女性については、平均寿命が全国平均に比べて長い86.94才という結果でしたが、健康寿命が72.49才であるため、日常生活に制限のある期間は14.55年と中国地方で一番長く全国平均(12.77年)に比べても非常に長いということがわかります。
に、山口県の男性については、平均寿命79.03才に対して、健康寿命は70.47才であるため、日常生活に制限のある期間は8.57年と短い期間であることがわかりました。

 

日常生活に制限のある期間についての中国5県の数値とグラフ

出典:厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と
生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」より作成

 

常生活に制限のある期間というのは言い換えれば、健康でない期間と言え、その期間が長いと言うことは、それだけ介護を必要とする期間が長いということが言えるのではないでしょうか。
人的には、介護と言えば先に平均寿命の短い男性(夫や父親)のことを考えていましたが、実は女性(妻や母親)の介護の方が長い目でみると備えが必要なのかもしれませんね。

 

家族会議で幸せます~

寿命が長いということは大変良いことですが、それも健康であっての話しだと思います。今回の結果を一つの参考として、自分の介護について、家族の介護について考えてみませんか。そして、今からでも遅くはありません。健康に長生きする努力をしましょう。筆者は妻を一人にさせることのないよう妻より長生きして、必要があれば妻の介護をするつもりでいますが、今回の結果を見ると少し不安になりました。(妻は一人になって旅行や趣味を楽しみたいと言っていますが・・)

11月11日は「介護の日」です。この「介護の日」にご両親や子どもと介護について話し合ってみましょう。そして、ご家族で「介護サービス情報公表システム」を使ってみてください。きっと役立つ情報が得られると思いますよ。

介護の日」を介護について考える良い機会としていただければ幸せます。

幸せます(しあわせます)」とは山口県の方言で「幸いです」「うれしく思います」などの意味です。
近では「幸せが増す」という意味も込められて使われることもあるようです。
康で長生きして皆さまの幸せが増すことを願っています。

ごあいさつ

中国四国厚生局長

10月1日付けで中国四国厚生局長を拝命し、着任いたしました。

任後1か月、厚生局のある広島を足場に、中国5県、四国4県の関係の方々のところにご挨拶にうかがっておりましたが、改めて、中国山地、四国山地の奥深い山があり、瀬戸内海、日本海、太平洋の海に面する中国四国地方の広さ、地域の特色を感じました。

任は、内閣官房新型インフルエンザ等対策室で、新型インフルエンザのほか、エボラ出血熱、MERSなど国際的に脅威となる感染症に対する危機管理対策を担当しておりました。厚生局も、医療、保健、福祉、食品衛生、麻薬取締など国民の生命、健康にも関わる業務を担っていますので、緊張感を持って仕事に臨みたいと思います。

た、厚生労働行政は、医療介護制度、年金制度など大きく変わってきておりますので、厚生労働省の第一線の機関として、国民の皆様や自治体の方々へのわかりやすい情報提供に心がけるとともに、ご意見などを本省にもつないでいけるようにしたいと思います。

国四国厚生局職員一同としっかり取り組んでまいりたいと思いますで、どうかよろしくお願いいたします。

あとがき

んだんと寒くなりインフルエンザが流行する季節になりました。
ンフルエンザの流行を防ぐには皆さんの「かからない」「うつさない」という気持ちが大切です。
メな手洗いで予防して、かかったら、マスクをしましょう。

生労働省ホームページではインフルエンザに関する様々な情報を発信していますのでご覧下さい。
ンフルエンザ総合ページ

 

ンフルエンザ予防啓発キャラクターのマメゾウくんとアズキちゃんもツイッターでつぶやいたり、各地のキャラクターとコラボしたり活躍していますよ。
インフルエンザ対策の啓発ツール

(もしかしたらあのキャラクターとコラボしているかも)
マメゾウくん&アズキちゃん×各地キャラクターとのコラボ・ポスター

マメゾウくん
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