2017年6月23日

東北厚生局の役割について

 私たち東北厚生局は、東北地区6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)における厚生行政のより身近な政策実施機関として、地域の状況を的確に把握しつつ、国の社会保障政策に関する各種取り組みの円滑な実施に努め、国民一人ひとりが将来にわたって健やかで安心して生活することができるよう全力で取り組んでいます。

主な業務内容

総務課

 総務課は、東北厚生局の総務から、保有する行政文書の公開業務、厚生労働省が所管する国家試験業務まで、幅広い業務を所掌しています。

企画調整課

 企画調整課は、東北厚生局の事業計画の策定や、事業の進捗管理を担当しています。また、「東北地方社会保険医療協議会」の会議運営の庶務のほか、東日本大震災被災市町村に係る復興支援業務も行っています。

年金管理課

 年金管理課は、日本年金機構に対する各種認可や社会保険労務士、年金委員に関する業務をはじめ、市町村、学生納付特例事務法人、保険料納付確認団体など、地域における関係機関との連携を図りながら、長期に渡って充実した年金制度が適切に実施されるための業務を行っています。

年金審査課

 年金管理課は、日本年金機構に対する各種認可や社会保険労務士、年金委員に関する業務をはじめ、市町村、学生納付特例事務法人、保険料納付確認団体など、地域における関係機関との連携を図りながら、長期に渡って充実した年金制度が適切に実施されるための業務を行っています。

社会保険審査官

 社会保険審査官は、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法等に基づいた、年金・保険給付等の処分決定に係る審査請求業務を行っています。

健康福祉課

 健康福祉課は、地域の皆様が安心して暮らすための健康福祉サービスが提供されるよう、補助金の執行や機関の許認可等を通じて生活環境や社会福祉基盤の整備に取り組んでいます。また、栄養士、保育士、介護福祉士等の資格取得を目指す方を養成する施設及び指導監督業務を行っています。

医事課

 医事課は、感染症などの健康危機管理のほか、より安全で質の高い医療の提供のための業務にあたっています。医療安全に関する普及や啓発のほか、医療機関や医師、歯科医師の研修に関する業務管理や指導を実施。地域の皆さま一人ひとりの健康で衛生的な生活を目指し、医療の質向上、医薬品の安全確保に努めています。

食品衛生課

 食品衛生課は、食品衛生法に基づく食品工場等の承認・登録や監視・指導業務をはじめ、消費者庁及び地方自治体と連携した健康食品等の虚偽誇大広告の取締などを担当し、食の安全確保を通した国民の健康保護の一翼を担っています。また、輸出用の食肉と水産食品についても、輸入国の要求に基づいて、関係施設等への査察や衛生証明書等の発行を行っています。

地域包括ケア推進課

 地域包括ケア推進課は、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、地域包括ケアシステムの構築を実現するため、各県に対する支援事業を行っています。

保険年金課

 保険年金課は、サラリーマンと事業主などの生活の安定を守るため、健康保険組合、全国健康保険協会支部、企業年金及び国民年金基金の監督、認可等の事務を行っています。

管理課

 管理課は、特定医療法人、医療保健業を行う公益法人等の税制措置の証明等の業務に関わり、医療・福祉サービスが広く、安定して提供できるよう努めています。また、国民健康保険制度及び後期高齢者医療制度が適切に運営されることを目的として、各保険者等に技術的助言・指導監督を行っています。さらに、医療費の審査・支払いに関わる機関「支払基金」において、適正な医療費支払がスムーズに行われるように監督しています。

医療課

 医療課は、指導監査課と管内5県に所在する各県事務所が行う業務のうち、保険医療機関・保険薬局、保険医・保険薬剤師、指定看護事業者、その他医療保険事業の療養担当者に対する指導・監督の事務指導及び監督を行っています。また、大学病院等の特定機能病院に対する立入検査などを行っています。

調査課

 調査課は、保険医療機関等に関する情報の管理や指導部門における情報公開請求及び訴訟に関する業務を行っています。

指導監査課・各県事務所

 指導監査課・各県事務所は、保険医療機関・保険薬局・指定訪問看護事業者の指定、保険医・保険薬剤師の登録・諸変更、施設基準等の各種申請・届出の受付及び指導・監督業務、さらに柔道整復師の施術に係る療養費の指導を行い、健康保険事業全体の健全な運営を図っています。「指導監査課」は宮城県を、「各県事務所」は青森県、秋田県、岩手県、山形県、福島県の各県を管轄としています。

麻薬取締部

 麻薬、覚醒剤、大麻、危険ドラッグなどの違法な薬物の依存性は非常に強いのです。そのため、
 

 ・乱用者は薬物中心の生活となり、日常生活が破綻する。
 ・薬物を欲し、入手のためには手段を選ばず、様々な二次犯罪を引き起こす。
 ・連用により幻覚・妄想があらわれ、これに起因する凶悪犯罪を引き起こす。

など、乱用による弊害は莫大です。麻薬取締部は、違法な薬物を厳しく取り締まり、乱用による弊害を防止する一方で、こうした薬物の正規分野(医療分野、学術研究分野など)における取扱いを監督し、その有用性の最大限の活用を図っています。こうした取締と薬物の有効活用を通じ、麻薬取締部は健全・安心な生活環境を作りあげるべく取り組んでいます。

東北厚生局のパンフレット