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更新日:2021年9月9日
麻薬向精神薬原料(以下、麻薬等原料という。)は、国際的に「麻薬及び向精神薬の不正取引の防止に関する国際連合条約」において規制され、我が国においても「麻薬及び向精神薬取締法」(以下「法」という。)で規制されています。
法に基づき、現在20物質が麻薬等原料に定められており、その中の12物質が特定麻薬等原料に指定されています。特定麻薬等原料は、その輸出入について、他の麻薬等原料より厳しい取扱いになっております。
番号 |
麻薬等原料 |
1 |
アセトン(50%を超えるもの) |
2 |
トルエン(50%を超えるもの) |
3 |
メチルエチルケトン(50%を超えるもの) |
4 |
エチルエーテル(50%を超えるもの) |
5 |
アントラニル酸(50%を超えるもの) |
6 |
ピペリジン(50%を超えるもの) |
7 |
硫酸(10%を超えるもの) |
8 |
塩酸(10%を超えるもの) |
番号 |
特定麻薬等原料 |
1 |
N-アセチルアントラニル酸(50%を超えるもの) |
2 |
4-アニリノ-1-フェネチルピペリジン |
3 |
イソサフロール(50%を超えるもの) |
4 |
エルゴタミン(50%を超えるもの) |
5 |
エルゴメトリン(50%を超えるもの) |
6 |
過マンガン酸カリウム(10%を超えるもの) |
7 |
サフロール(50%を超えるもの) |
8 |
ピペロナール(50%を超えるもの) |
9 |
1-フェネチルピペリジン-4-オン |
10 |
無水酢酸(50%を超えるもの) |
11 |
3・4-メチレンジオキシフェニル-2-プロパノン(50%を超えるもの) |
12 |
リゼルギン酸(50%を超えるもの) |
バッテリーに使用されている硫酸については、届出の除外対象です。なお、バッテリーに使用される予定の硫酸であっても、現に別容器に入っている硫酸を輸出(輸入)する場合は届出が必要です。
業として麻薬等原料を輸入(輸出)する場合は、法人、個人問わず、麻薬等原料輸入(輸出)業者業務届が義務づけられております。また特定麻薬等原料を輸入(輸出)する場合は、麻薬等原料輸入(輸出)業者業務届の届出をした上、さらに輸入(輸出)の都度、届出が必要です。
業とする場合とは、複数回にわたり麻薬等原料を輸入(輸出)する場合や販売目的の輸入(輸出)を行う場合です。
業としないで麻薬等原料を輸入(輸出)する場合は、手続きが異なります。ただし、公的機関の研究者が研究目的で輸入する場合や、不良品の返品のため輸出する場合に限る等、例外的な手続きです。詳しくは、麻薬取締部までお問い合わせ下さい。
その他、各種申請書・届出書のダウンロード、申請方法の詳細、各業者の義務事項は8.届出様式をご参照ください。
業としない場合とは、一回に限って麻薬等原料を輸入(輸出)する場合です。
業として麻薬等原料を輸入(輸出)する業者は、あらかじめ麻薬取締部に届出する必要があり、届出後に麻薬取締部で発行する業務届受理証明書(及び麻薬取締部の受付印が押された輸入(輸出)届の控え)がなければ、輸出入の際、通関手続きができません。
5月1日から6月20日までの間に更新手続きをしてください。例えば、平成24年6月30日に有効期間満了を迎える業者は、平成24年5月1日から6月20日までの間に更新の手続きをしてください。
各種届出の文書あて名は東北厚生局長とし、5年毎の業務届受理証明書の更新及び紛失した際の再発行証明願の文書あて名は東北厚生局麻薬取締部長として下さい。それぞれの記載方法については、下記「9.届出様式」の項目を参照して下さい。
届出や証明願は東北厚生局麻薬取締部(以下「麻薬取締部」という。)の調査総務課許認可担当に直接持参或いは郵送して下さい。なお、郵送される場合は届出書類と共に、簡易書留以上の返信手段(宛先を明記の上、A4サイズ以上が入る封筒(切手貼付)、送料は自己負担です)を講じて下さい。レターパックやメール便等にも対応しております。
前記返信手段によらず万一紛失等の事故が発生した場合、当部では責任を負いかねますのでご注意下さい。また、事故経緯等調査のため再発行まで相当時間を要することがあります。
届出の際、届出内容についていくつか質問させていただくことがあります。なお、受理証明書は届出受理後、概ね1週間から10日間で交付しますが、申請が混雑するなどの理由で(特に4月~6月)時間が多少かかる場合もありますので、余裕を持って提出して下さい。
法に基づき、麻薬等原料営業所の立入検査を行うことがあります。取り扱っている麻薬向精神薬原料の保管場所、記録等、その管理に関する基本的な情報については、麻薬等原料営業所において常時把握しておいて下さい。
麻薬等原料輸入(輸出)業者業務届及び業務変更届の際に、これら届出書の副本に麻薬取締部の受理印を押して返戻しますので、棄損・亡失しないようにして下さい。業務届及び業務変更届の副本は立入検査の際に提示を求められる場合があり、また業務届受理証明書は通関の際の証明書になりますので、それぞれ大切に保管しておいて下さい。なお、業務廃止時には業務廃止届を提出すると同時に業務届副本、業務届受理証明書を返納して下さい。
社長印は、登記所に届け出ている実印を使用して下さい。届出書類の右上の捨印は、必ず押印する必要はありませんが、押印が無くて訂正があった場合は再度作成し直していただきます。
麻薬向精神薬原料の疑わしい取引の届出についてはこちらをご覧下さい。
こちら(外部サイトへリンク)をご覧ください。
なお、登記事項証明書は、法務局のHPからオンラインによる交付請求を行うことができます。オンライン請求は手数料が安く平日は21時まで請求可能です。詳細については法務局のHPをご覧ください。
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/static/online_syoumei_annai.html
お問い合わせ
東北厚生局麻薬取締部 調査総務課 許認可担当
〒980-0014
仙台市青葉区本町3-2-23仙台第2合同庁舎3階
電話番号:022-221-3701
ファックス:022-221-3713
(電話受付時間:月~金 午前9時から午後17時まで。祝祭日・年末年始を除く。)