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更新日:2013年3月18日

向精神薬の携帯輸出入について

1.医療用向精神薬

「麻薬及び向精神薬取締法」で指定された向精神薬を処方されている方が、自己の疾病の治療のために医療用向精神薬を携帯して出入国される際、携帯する向精神薬成分が表に記載されている量を超える場合には書類の携帯が必要になります。

  • 注射剤以外の向精神薬
    (1)総量が下記に示す量以下の場合  ・・・・書類の所持は不要
    (2)総量が下記に示す量を超える場合 ・・・・書類を所持
  • 注射剤の向精神薬 ・・・・書類を所持

※書類とは、医師が作成した、疾病の治療のため特に必要であることを証する書類(例えば、「処方せんの写し」「患者の氏名及び住所並びに携帯を必要とする向精神薬の品名及び数量を記載した医師の診断書」)のことを指します。

※表にはお薬の成分の一般名が記されています。いわゆるお薬の名前とは異なる場合があります。ご自分の使用しているお薬がこれら向精神薬を含んでいるかどうかについては、医師、歯科医師、薬剤師などに確認してください。

第1種向精神薬

成分の一般名 成分の英語名 分量
ジペプロール Zipeprol 9g
セコバルビタール Secobarbital 6g
フェネチリン Fenetylline 3g
フェンメトラジン Phenmetrazine 2.25g
メクロカロン Mecloqualone 9g
メチルフェニデート Methylphenidate 1.8g
モダフィニル Modafinil 6g

第2種向精神薬

成分の一般名 成分の英語名 分量
アモバルビタール Amobarbital 9g
カチン Cathine 1.5g
グルテチミド Glutethimide 15g
シクロバルビタール Cyclobarbital 6.75g
ブタルビタール Butalbital 4.5g
ブプレノルフィン Buprenorphine 36mg
フルニトラゼパム Flunitrazepam 60mg
ペンタゾシン Pentazocine 18g
ペントバルビタール Pentobarbital 4.5g

第3種向精神薬

成分の一般名 成分の英語名 分量
アミノレクス Aminorex 300mg
アルプラゾラム Alprazolam 72mg
アロバルビタール Allobarbital 3g
アンフェプラモン Amfepramone 2.25g
エスクロルビノール Ethchlorvynol 22.5g
エスタゾラム Estazolam 120mg
エチナメート Ethinamate 30g
エチランフェタミン Etilamfetamine 1.8g
オキサゼパム Oxazepam 2.7g
オキサゾラム Oxazolam 1.8g
カマゼパム Camazepam 1.8g
クアゼパム Quazepam 900mg
クロキサゾラム Cloxazolam 360mg
クロチアゼパム Clotiazepam 900mg
クロナゼパム Clonazepam 180mg
クロバザム Clobazam 2.4g
クロラゼプ酸 Clorazepate 900mg
クロルジアゼポキシド Chlordiazepoxide 1.8g
ケタゾラム Ketazolam 1.8g
ジアゼパム Diazepam 1.2g
セクブタバルビタール Secbutabarbital 3.6g
ゾルピデム Zolpidem 300mg
テトラゼパム Tetrazepam 12g
テマゼパム Temazepam 900mg
デロラゼパム Delorazepam 180mg
トリアゾラム Triazolam 15mg
ニトラゼパム Nitrazepam 450mg
ニメタゼパム Nimetazepam 150mg
ノルダゼパム Nordazepam 450mg
ハラゼパム Halazepam 4.8g
バルビタール Barbital 18g
ハロキサゾラム Haloxazolam 300mg
ピナゼパム Pinazepam 600mg
ビニルビタール Vinylbital 4.5g
ピプラドロール Pipradrol 180mg
ピロバレロン Pyrovalerone 2.4g
フェノバルビタール Phenobarbital 6g
フェンカンファミン Fencamfamine 1.8g
フェンジメトラジン Phendimetrazine 3.15g
フェンテルミン Phentermine 1.125g
フェンプロポレクス Fenproporex 360mg
ブトバルビタール Butobarbital 6g
プラゼパム Prazepam 600mg
フルジアゼパム Fludiazepam 22.5mg
フルラゼパム Flurazepam 900mg
ブロチゾラム Brotizolam 15mg
プロピルヘキセドリン Propylhexedrine 2.25g
ブロマゼパム Bromazepam 450mg
ペモリン Pemoline 6g
ベンツフェタミン Benzfetamine 1.5g
マジンドール Mazindol 90mg
ミダゾラム Midazolam 450mg
メソカルブ Mesocarb 900mg
メダゼパム Medazepam 900mg
メチプリロン Methyprylon 12g
メチルフェノバルビタール Methylphenobarbital 12g
メフェノレクス Mefenorex 1.41g
メプロバメート Meprobamate 18g
レフェタミン Lefetamine 3g
ロフラゼプ酸エチル Ethyl loflazepate 60mg
ロプラゾラム Loprazolam 60mg
ロラゼパム Lorazepam 90mg
ロルメタゼパム Lormetazepam 60mg

2.注意事項

  • 自己の疾病治療の目的で施用をするため麻薬や向精神薬(以下「麻薬等」という。)を携帯せざるを得ない場合に、本人が携帯して行う輸入(輸出)に適用されるのであって、郵便によって輸入(輸出)したり、知人等に託して麻薬等を輸入(輸出)することはできません。(ただし、本人と一緒に行動する付添人、介護人などが代わりに携帯することは差し支えありません。)
  • 海外では、日本とは異なる規制を行っている場合があります。訪問する国の在日大使館や領事館などに、事前に許可が必要かどうか必要な場合はその手続きについて問い合わせていただき、トラブルなどが発生しないよう十分にご注意ください。
  • 海外で向精神薬等の処方薬を所持する場合、違法薬物所持の疑いをかけられるなどのトラブルを避けるために、上記の条件に拘わらず英文の医師の証明書を携帯することをお勧めします。英文の証明書の作成については、かかりつけの医師にご相談ください。麻薬等の商品名は海外では通用しない場合がありますので、必ず成分名で記載するようにしてください。

3.携帯輸入(輸出)が認められない薬物

下記薬物ついては、携帯輸入(輸出)が認められません。

  • ヘロイン(ジアセチルモルヒネ)
  • あへん末
  • 覚せい剤
  • メサドン(痛み止めの場合を除く)
  • 大麻由来の医薬品
  • 覚せい剤原料

携帯輸入(輸出)する医薬品についてご不明な点がございましたら、麻薬取締部にご相談下さい。

4.お問い合わせ・申請先

〒060-0808 札幌市北区北8条西2丁目1番1号  札幌第一合同庁舎3階
北海道厚生局麻薬取締部 調査総務課 許認可担当
電話:011-726-3131  ファックス:011-709-8063
(電話受付時間:月曜日から金曜日の午前9時~正午・午後1時~午後5時。祝日及び年末年始を除く。)

お問い合わせ

麻薬取締部調査総務課

〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西2丁目1番1号 札幌第1合同庁舎3階

電話番号:011-726-3131

ファックス:011-709-8063