更新日:2025年7月16日

厚生労働省や地方厚生局の職員を装った不審な電話やメールにご注意ください。

厚生労働省や地方厚生局の職員を装った不審な電話やメール

厚生労働省や地方厚生局の職員を装った以下のような不審な電話やメール等の情報が寄せられています。

  1. 不審電話の内容について
  2. 不審メールの内容について
  3. 不審な電話等があった場合の連絡先
  4. 過去の不審電話等情報
  5. 関連リンク

1.不審電話の内容について

注意喚起用ポスター

厚生労働省や地方厚生局の職員を装った以下のような不審な電話等の情報が、多いときは1日に数十件以上寄せられています。
特殊詐欺に巻き込まれないよう、このような電話があっても対応しないようお願いします。

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頻発事例

厚生労働省や地方厚生局の職員を名乗り、個人情報等を聞き出そうとする事案が全国的に多数発生しております。

【不審電話の流れや特徴】
厚生労働省、地方厚生局、麻薬取締部を名乗る職員から直接電話がある。
厚生労働省、地方厚生局、麻薬取締部を名乗った自動音声ガイダンスが流れ、「保険証に関する重要な話がある/何度も連絡したがこれが最終通告である」ため「1番を押してください」とダイヤル操作を誘導され、指示に従うと厚生労働省、地方厚生局、麻薬取締部を名乗る職員につながる。
実在する病院名・診療所名を告げられ、保険証が不正利用されており、身に覚えのない(違法な)薬が(大量に/長期に)処方されているを告げられる。
・氏名や生年月日等の
個人情報を聞き出される。
・氏名や生年月日等の個人情報をすでに知っており、「○○さんですよね?」などと確認される。
・電話機に表示される番号を、実在する行政機関の番号に偽装している。

四国管内で発生した事例

2025年4月2日 発生 四国厚生支局管内 愛媛県
・保険医療局を名乗る者から留守電が入っていた。
・不審に思い、厚生局へ確認の連絡をした。
2025年4月14日 発生 四国厚生支局管内 愛媛県

・保険医療局を名乗る者から電話があり、自動音声で「1番を押してください」等の案内があったので、そのとおりにした。
・1番を押すと職員を名乗る者につながり、「マイナンバーカードを不正利用されており、薬が処方されている。」と言われ、氏名、生年月日、職業について尋ねられた。
・不審に思い、厚生局へ確認の連絡をした。

2025年4月17日 発生 四国厚生支局管内 香川県

・保険医療局を名乗る者から電話があり、職員だと名乗る者に「保険証を不正利用されており、指示に従っていただかないと今すぐに保険証が使えなくなる。」と言われた。
・保険医療局の住所、電話番号、職員を名乗る者の上司の名前を問うたところ、厚生労働本省の住所と代表番号を言い、上司名は「クボタタカシ」と述べた。
・医療保険を管轄する四国厚生支局ではなく本省から直接電話があることを不審に思い、電話を切った。
・四国厚生支局のホームページを確認したところ、不審電話の記載を見つけ、同様の事例だと思ったので、厚生局へ情報提供した。

2025年6月18日 発生 四国厚生支局管内 愛媛県

・保険医療局を名乗る自動音声にて「保険証に関する大切なお知らせです」「最終通告です」「1番を押してください」と案内された。
・「1番」を押すと職員を名乗る人物に繋がり、「保険証の件で連絡したが、○○さん(※情報提供者の氏名)はいらっしゃるか。」と尋ねられた。
・不審に思い、「
こちらから折り返す。折り返し先を教えてほしい。」と話すと、「03-5321-1111」(東京都庁代表電話番号)を伝えられた。
・電話を切ってインターネットで調べたところ、同様の不審電話の情報を見つけたので厚生局へ連絡した。

2025年6月18日 発生 四国厚生支局管内 高知県

・厚生局の「トミヤマショウ」を名乗る人物より「あなたの保険証を使って薬が使用されており、このままでは保険証が使えなくなる。」と説明され、連絡先として厚生労働省の代表電話番号を伝えられた。
・身に覚えがない話なので不審に思い、厚生局に連絡した。

2025年6月18日 発生 四国厚生支局管内 愛媛県

・地方厚生局保険局の「ハシモトマサル」を名乗る人物から「あなたの保険証で○○診療所(※実在する診療所)で睡眠薬のゾルピデムが処方されているが受診したか」と尋ねられた。
・「もし受診していないのであれば△△県の警察署(※○○診療所の所在する県)へ本日17時までに被害届を出してください。できなければ今後保険証とマイナンバーカードが使用できなくなります。」と伝えられた。
・不審に思い、厚生局に連絡した。

2025年7月2日 発生 四国厚生支局管内 香川県 new!

・保険医療局を名乗る者から電話(発信元の電話は1833から始まっていた。)があり、音声ガイダンスに従って操作すると職員を名乗る者に繋がり「あなたの保険証が利用され、睡眠導入剤が処方されている。」と言われた。
・名前と、薬の処方について本人及び家族に心当たりがないか聞かれた。
・「本人にも家族にもそのような覚えはない。」と回答したら、相手が「そうであればまた電話する。」と言ったので相手の名前、会社の場所、電話番号を聞いた。
・相手は「サトウテルミチ」と名乗り、会社は東京都新宿区にあり、電話番号は「03-5253-1212」と言われた。
・電話を切った後伝えられた電話番号にかけなおしてみたところ、現在使われていない電話番号と言われたので、不審に思い厚生局に情報提供した。

 

2025年7月8日 発生 四国厚生支局管内 愛媛県 new!

・1週間ほど前より保険医療局を名乗る者から電話があり、音声ガイダンスで「最終通告です」と言われた。
・ガイダンスの指示に従って操作すると職員だと名乗る男性に繋がり「あなたの保険証が△△県にある○○診療所(※実在する診療所)で利用され、処方された薬が犯罪に使用されている。」と言われた。
・薬の処方について心当たりがないか聞かれたので「△△県(※○○診療所の所在する県)にも行っていないし心当たりはない。」と回答した。
・その後、相手側から「念のため個人情報を確認させてほしい。」と言い出し、名前、住所、電話番号を言われた。
・不審に思い、「一度役所に確認してからまた連絡する。」と伝えると電話を切られた。
・その後厚生局に情報提供した。


 

厚生労働省や四国厚生支局から、このような電話をすることはありません。
このような電話があっても対応しないようご注意願います。

2.不審メールの内容について

2025年2月27日 発生 四国厚生支局管内 香川県
・香川県内の法人に「四国厚生支局」を名乗る不審なメールが届いたとの情報がありました。
・送信者は「厚生労働省四国支局 生活福祉課 イノウエシオリ」と名乗っていましたが、四国厚生支局には存在しない部署です。
・また、送信者のメールアドレスは「shiori.inoue[at]shikoku.shikyoku.con」(※注意:[at]は@に読み替えてください)が使用され、職員を装ったメールが発信されている疑いがあります。
・メール内容は、「福祉サービス追加申請が受付開始されました。対象者には特別なサポートや補助金が適用されます」「期限内に申請できなければ追加サービスが受けられない」「締切は3月7日23:59です」と記載され、「申請手続きはこちら」というリンクが貼られていました。
2025年5月1日、2日 発生 四国厚生支局管内
・令和7年5⽉1⽇、2日に、四国厚生支局が業務で使用しているメールアドレスを装った不審なメールが、その同じメールアドレス宛に届いていることを確認しています。
・現時点で他の宛先への送信は確認されておりませんが、第三者により、四国厚生支局で実際に使用するメールアドレスを不正に使⽤し、なりすましてメールを送信している疑いがあります。

 
厚生労働省や四国厚生支局から、このようなメールを送信することはありません。
不審なメールを受け取った場合は開封せず、添付ファイルやURLはクリックしないようご注意ください。

3.不審な電話等があった場合の連絡先

厚生労働省や四国厚生支局から、上記のような内容の問い合わせを電話で行うことはございません。
不審と思われる照会(特に現金や個人情報を要求された場合)については、すぐに対応せず、必要に応じて警察へ相談いただくなど、慎重に対応してください。
なお、不審と思われる電話があった場合は、四国厚生支局企画調整課(TEL:087-851-9565)へ情報提供いただきますようお願いします。

4.過去の不審電話等情報

5.関連リンク