北見市
希望をかなえるヘルプカード(認知症施策)
北見市では、認知症になっても住み慣れた地域で人との交流や社会参加を促し、自分らしく暮らし続けられることを目的として「希望をかなえるヘルプカード」の普及啓発を行っています。
このカードは、市内の事業所で先駆的に利用が始まり、「翼をくださいプロジェクト委員会」(認知症のご家族などを含む有志で設立)により推進されてきたところ、この取組を市全域で広めていきたいという想いで、北見市が令和5年度から普及啓発事業を開始しました。
●「希望をかなえるヘルプカード」を利用するメリット
・外見から気づいてもらいにくいことをカードで伝えられる。
・望んでいることや不安に思っていること、伝えたいことをわかってもらえる。
・自分が忘れていても、カードを見せて伝えられる。
・普段から持っておくと、緊急時(道に迷ったときなど)や災害時に役立つ。
●「希望をかなえるヘルプカード」についての声・意見
・勇気を出してカードを使ってみることで、今まで控えていた外出が出来るようになった。(利用者)
・相手にお願いしたいことをうまく伝えられるようになった。(利用者)
・普段から持ち歩いている。元気なうちから使うことが大事。みんなで使いましょう。(利用者)
・緊急連絡先等の記載があるため、地域の人に見守ってもらえる安心感がある。(ご家族の方)
・ヘルプカードを地域で展開したい。(認知症地域支援推進員)
・認知症になってもできる事はたくさんある。笑顔の多い毎日になるよう頑張りたい。(グループホーム職員)
◎普及啓発のために
「カード一体型のチラシ」を作成し、市の高齢者相談支援センター(地域包括支援センター)や、障がい者相談支援センター等で配布するほか、カードの記載の仕方についても相談を受けています。また、認知症の人だけではなく、障がいのある人など支援が必要な人にも活用いただくため、庁内関係部署との勉強会や周知依頼を行うとともに、各関係団体の研修会等に出向いて説明会を行っています。
今後は、認知症サポーターのいるお店や施設、公共交通機関等にも普及啓発を行うなど活動の幅を広げ、「認知症のご本人が望む社会参加を続け、元気に暮らし続けられる地域づくり」を目指していきます。
北見市保健福祉部
※詳細については以下のリンクをご覧ください。
北見市ホームページ
お問い合わせ先
健康福祉部地域包括ケア推進課 011-709-2311(内線3937)