東海北陸厚生局 > 地域包括ケアシステムに関するよくある質問Q&A
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更新日:2016年12月19日
Q1.地域包括ケアシステムとは何ですか?
Q2.なぜ、地域包括ケアシステムが必要なのですか?
Q3.自分が住んでいる地域の状況が知りたい。
A1.
地域包括ケアシステムとは、「高齢者が、医療や介護が必要な状態になっても、可能な限り、住み慣れた地域で、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に確保される」体制のことをいいます。
地理的条件や高齢化の状況は地域によって大きく異なるため、地域包括ケアシステムは地域の特性に応じて作り上げていく必要があります。
地域包括ケアシステムの詳細については、厚生労働省の関係ページをご覧下さい。
A2.
今後、日本では、人口減少と高齢化が急速に進んでいくことが見込まれています。特に、人口規模の大きい団塊の世代が75歳以上となる2025年(令和7年)以降は、医療や介護の需要が、さらに増加することが見込まれています。
また、高齢者の一人暮らしや夫婦のみの世帯、認知症高齢者の増加に伴い、高齢者が住み慣れた地域で生活を継続するためには多様な生活支援のニーズが増大することが見込まれています。
このような社会構造の変化や高齢者のニーズ等に対応するには、高齢者が要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療、介護、介護予防、住まい及び生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムを地域の主体性に基づき、地域の特性に応じて構築することが重要です。
加えて、我が国の社会保障給付費は、年120兆円を超えています。そして、このまま高齢者が増える割合で増えていくと、2040年(令和22年)には、約190兆円になると見込まれています(※)出典:厚生労働省ホームページ。
しかし、少子高齢化で、支える側の働き手は減少する一方です。
また、病院等の病床の数をとってみても、高齢化が進めば、必要な病床数はどんどん増えていきます。しかし、少子高齢化が進む中、それだけの病院と病床を必ずしもすべて確保できるとは限りません。
そのため、近くのかかりつけ医にきちんと診てもらい、安心して在宅で療養生活が送れるような、医療と介護の連携や、地域での生活支援の体制づくりが必要となるのです。
地域包括ケアシステムについては、厚生労働省の関係ページをご覧下さい。
認知症施策の詳細については、厚生労働省の関係ページをご覧下さい。
A3.
地域包括ケアシステムの構築は、市町村が主体となって行っています。また、都道府県や、国(厚生労働省及び地方厚生局)が市町村を支援しています。
お住まいの地域の状況については、市町村又は都道府県のホームページ等をご覧ください。
東海北陸厚生局の業務や取組状況については地域包括ケア推進課のページをご覧ください。