2024年10月16日

厚生労働省や地方厚生局の職員を装った不審な電話やメール等にご注意ください

厚生労働省や地方厚生局の職員を装った不審な電話やメール等

厚生労働省や地方厚生局の職員を装った以下のような不審な電話やメール等の情報が寄せられています。

1,不審メールの内容について
2,不審電話の内容について
3,不審者の来訪について
4,不審な電話等があった場合の連絡先
5,過去の不審電話等情報
6,関連リンク

1.不審メールの内容について

2.不審電話の内容について

厚生労働省や地方厚生局の職員を装った不審電話

8月以降、全国の地方厚生(支)局において、次のような不審電話情報が寄せられ、実被害も報告されています。
・+1や8から始まる国際電話と思われる発信元からの電話
・厚生労働省を名乗る音声ガイダンスが流れ、「1を押してください」と促す
・職員を名乗る者から「保険証が不正に利用され、違法な薬が大量処方されている」と説明がある
・警察への被害届が必要と説明し、警察への電話転送を案内する
・転送後は、警察を名乗る者が、調書作成のためとしてビデオ通話(LINE、Skype)を求める
・「特殊詐欺に口座が使われている」「逮捕令状が出ている」など脅し、LINEにより1日に3回の連絡を求めるnew
・厚生労働省職員のほか、警察官、裁判官と役割を変え、対策のため所定の口座に金銭を振り込むよう要求し、容疑解消後に現金は返金される旨を案内する
不審と思われる照会(特に現金や個人情報を要求された場合)については、すぐに対応せず、必要に応じて警察へ相談いただくなど、慎重に対応してください。
併せて、当厚生局まで情報提供いただきますようお願いします。

下記は一例であり、多数の不審電話情報が寄せられています
2024年5月から6月に寄せられた不審電話等情報

2024年10月10日発生new
関東信越厚生局管内  埼玉県
自宅の固定電話に、音声ガイダンスで、「何度かご連絡しましたがこちらが最終通告となります。1をプッシュしてください。」と電話があった。案内に従いプッシュしたところ、厚生労働省保険局調査課と名乗る者から、「不正な薬品が処方されており、あなたの保険証が不正使用されている。」とのこと。本人確認のため、氏名と生年月日を問われた。不正な薬品の処方には心当たりがないことを伝え、不正使用された保険証番号を求めたところ、自分の保険証番号と相違していたため、そのことを伝えた。何かあれば連絡すると言って切電された。
 
2024年10月9日発生new
関東信越厚生局管内  茨城県
厚生労働省を名乗り、音声ガイダンスで、「保険証に関する最終のお知らせ、1を押してください」と電話があった。マイナ保険証にしておらず、保険証が使えなくなると困ると思い、1を押してしまった。男性が出て、私の保険証を使い不正な薬物が処方されていると説明があり、そんなはずはないとやり取りをしていたところ途中で電話が切れた。+18から始まる電話番号からの着信。
 
2024年10月8日発生new
関東信越厚生局管内  埼玉県
厚生労働省保険局調査課を名乗り、自宅の固定電話へ女性の音声ガイダンスで、1をプッシュするよう電話があった。プッシュしたところオカダを名乗る女性につながり「沖縄で保険証が不正に使われており保険証が使えなくなる」「沖縄県の警察へ被害届を出す必要がある」「緊急対応として那覇警察へ転送する」と案内され、松尾瞬を名乗る警察官に繋がった。やり取りの途中、LINE電話へ切り替える必要があるとして対応してしまった。調書作成のためと色々質問があり、電話の向こうで警察無線と思われるやり取りが始まり、「詐欺の口座に使われており、今すぐ逮捕する必要がある」と聞こえてきた後に、被疑者扱いされ家族の個人情報を聞かれた。また、1日3回LINEでの連絡をするよう指示され対応してしまった。
 
2024年10月7日発生new
関東信越厚生局管内  埼玉県
厚生労働省を名乗る職員から、あなたの保険証が沖縄で不正利用されており、睡眠薬の処方がされていると電話があった。フルネームと生年月日を尋ねられ、沖縄の警察署へ被害届を出すため出向くことはできるか問われ、出来ないと答えると、厚生労働省法務部から後で電話が来ると伝えられ切電。着信のあった電話番号は+80 -7095-XXXX。
 
2024年10月7日発生new
関東信越厚生局管内  埼玉県
自宅の固定電話に音声ガイダンスで「重要なお知らせがあるため1を押してください」といった内容の電話があった。1を押すと、労働厚生局保険部調査課マエダを名乗る女性が出て、「4/25に沖縄で睡眠薬が処方されている。」と説明があり、使用された保険証番号を伝えられた。自分の保険証番号と違うと説明したところ、氏名と生年月日を尋ねられた。「違法行為であるため、行政処分を行う」と言われたため、保険証番号が異なり同姓同名の可能性もあることを伝え、問いただしたところ受け答えが曖昧であったため切電した。最寄りの警察署へ不審な電話があったことを相談済み。
 
2024年10月3日発生new
関東信越厚生局管内  新潟県
厚生労働省保険局を名乗り、音声ガイダンスで「これまで何度もご案内していましたが、保険証の利用に関する最終のお知らせとなります。「1」を押すとオペレーターにおつなぎします」と電話があったが、身に覚えがないのでそのまま電話を切った。
 
2024年9月30日発生new
関東信越厚生局管内  千葉県
厚生労働省保険局調査課ニッタを名乗る者から、非通知にて入電。「あなたの保険証が不正に利用されている疑いがあり、沖縄のひまわりクリニックにおいて違法薬剤の処方が行われている。」と言われ、沖縄県那覇警察署に電話を転送できるため、被害届を提出するよう促され、電話を転送してもらった。沖縄県那覇警察署を名乗る者に、保険証の不正利用の内容を説明すると、被害届を受理したと回答があり、すぐに捜査に入ると言われた後、犯罪グループの中にあなたの氏名が入っているとのことで、疑いをはらすために1日3回LINEをするようにと指示がありLINEを教えてしまった。その他、氏名、住所、家族構成についても聞かれた。不安になり厚生局へ電話したもの。
 
2024年9月28日発生new
関東信越厚生局管内  千葉県
音声ガイダンスの電話があり、指定番号をプッシュしたところ、厚生労働保険局調査課タナカを名乗る人物から「沖縄県那覇市のひまわりクリニックで、あなたの保険証を使い鎮静睡眠薬の処方あり。覚えはあるか」本人確認のためとして「住所、生年月日」の質問があった。また「那覇の警察に被害届を提出する必要がある」として、そのまま那覇警察に電話転送され、那覇警察署特殊犯罪対策本部の係長補佐萩原渚を名乗る者に変わり、調書作成のためとしてビデオ通話(スカイプ)を求められ、警察手帳の写真を送られて信じてしまった。電話の向こうで警察無線を扮したやり取りがあり、私の名前と生年月日を伝えると、「私の銀行口座に不正入金があり口座凍結され詐欺グループの一員として逮捕状が出ている。マネーロンダリングで在宅取り調べが必要」と言われ話を聞くことになった。その後、犯人逮捕に協力を求められ、那覇警察署職員の捺印がされた「守秘義務命令」「被害届受理証明書」がスカイプで送付された。「現職警察官が犯人の一味である可能性があり、他の警察にも家族にも言ってはいけない」と指示された。また、逃亡しないように8時12時17時21時とスカイプの入力を求められた。
 
2024年9月25日発生new
関東信越厚生局管内  栃木県
厚生労働省から音声ガイダンスで電話連絡があり、「書類に未処理のものがあります、担当者におつなぎしますので1を押してください」と言われ1を押したが、相手先が通話中のためつながらず怪しく思い電話を切った。相手の電話番号は8145736XXXXであった。
 
2024年9月20日発生new
関東信越厚生局管内  東京都
厚生労働省を名乗り、音声ガイダンスで「1を押してください」と電話があり、保険局医療課フジワラを名乗る者に繋がった。「保険証の不正利用があったと思われ、(行ったこともない)地方の医療機関で、向精神薬の処方ある」との話。フジワラを名乗る者は住所・氏名を知っていた。不審に思い保険証の記号番号を尋ねたところ曖昧な対応となり、書面で連絡するよう伝えて切電した。
 
2024年9月17日発生new
関東信越厚生局管内  埼玉県
自動音声にて「厚生労働省です。何度かかけたが、これが最後通知です。オペレーターに繋ぎたい人は1を押してください」という電話があり、フルタと名乗る男性が電話に繋がり、調べるためと氏名と生年月日を聞かれた。「那覇市のひまわりクリニックで(私の名前の保険証で)規制薬品が不正に大量に処方されている。このままでは保険証が使えなくなる」と言われ、身に覚えがないと伝えると、被害届を出すように言われた。法務局の緊急通報ダイヤルで那覇署に転送できると案内があり、転送音のあとに、那覇署の刑事部2課のハットリマコトと名乗る男が出た。フルタからの指示通り、公文書番号第273号等を伝えると、「被害届は受理しました。事情を訊きたいので、録音をします。」「雑音が入るとやり直しになるので、周りに人がいないか」と何度か聞かれた。電話の向こうで警察無線のような音声で「クリニックに捜査員を向かわせる」「ネット詐欺事件の犯人グループの押収品の中に私名義のキャッシュカードがあり、私の口座は凍結されている」など聴こえてきた。ハットリは私のことを犯人グループの一味ではないか、主犯格のイトウハクを知らないか等々聞いてきて、捜査状況の説明を始め、犯人の顔写真のデータを送りたいからと携帯電話番号を聞き出そうとした。携帯を持っていないと答えると、ショップに行って契約をするように要求してきた。今日は行けない、と答えると、翌日電話をすると言って通話を終えた。半信半疑で不安に思い調べたところ、厚労省のHPに注意喚起の事例を見つけ詐欺事案だと確信した。翌日、電話があり厚労省のHPのことを話すも、ハットリは動じず、家族のPCでやり取りをすることになった。翌日、地元の警察に電話で相談済み。

2024年9月11日発生
関東信越厚生局管内  埼玉県
厚生労働省保険局調査課ナカガワを名乗る男性から、携帯電話に入電。
「あなたの保険証が使用され沖縄の「ひまわりクリニック」において薬物法に抵触する薬剤の調製が行われている。すぐに警察に被害届を出さないと保険証がはく奪される。」と言われ、
そのまま沖縄県那覇警察署を名乗る部署に電話が繋がった。LINEのIDを聴かれ、友達登録すると、メッセージで警察手帳の写真が送られてきたため、一度は本物と信じてしまった。

2024年9月10日発生
関東信越厚生局管内  埼玉県
母あてに、厚生労働省のマエダを名乗る女性から「保険証が不正利用され、沖縄県で睡眠薬が処方されている。警察から連絡があるかもしれない。」との電話があった。
問合せ先を確認したところ、厚生労働本省の代表電話を伝えられたが、
切電後に確認したところ、発信元番号は18から始まる番号(国際電話)であった。

2024年9月4日発生
関東信越厚生局管内 神奈川県
「厚生労働局調査課の者です。保険証の使い方が変な使い方をされているので、1を押してください。」と女性の声で電話があった。1を押したところ、厚生労働局調査課の担当者と名乗る男性が電話に出て、保険証の使い方が変な使い方をされているので、あなたの名前を教えてくださいと言われた。
不審に思い名前を言わなかったところ、○○○○さんですねとフルネームで自身の名前を言われた。自分では分かりかねるので家族の者と代わると何度も伝えたが、代わらなくてよいと何度も言われ、こちらから書類を送るので記載して返送してくださいと言われた。
なお、男性の名前と連絡先を聞いたところ、サカイと名乗り、連絡先は03-6253-XXXX(※実在しない番号であった)と言って電話が切れた。

2024年9月3日発生
関東信越厚生局管内 千葉県
厚生労働省保険局調査課ニシムラを名乗る男性から電話があった。
「保険証の不正利用について調査している。下の名前(姓は知っていた)と年齢を回答してほしい」との内容。答えられないと伝えたところ、確認できない場合、保険証の資格を停止することになるとの説明があった。不審に思い、所属・氏名・電話番号(厚生労働省保険局調査課ニシムラ、03-5253-XXXX(※実在しない番号であった)を確認し切電。

2024年9月3日発生
東海北陸厚生局管内 静岡県
厚生労働局を名乗る者から、何度か留守番電話が入っていた。内容は「医療費の未受取があります。」というもの。不審に思い、厚生局に電話した。
なお、着信の電話番号は、81から始まる国際電話番号であった。

2024年9月3日発生
東海北陸厚生局管内 静岡県
・厚生労働省の依頼を受けて監査等の業務を行っている保険局薬務課のシゲモリを名乗る者から電話があった。
・保険証が不正に使用されている可能性があるため名前を教えてほしいとのことであった。
・電話番号は教えてもらったが、折り返して電話したい旨を伝えたところ拒否された。

2024年9月2日発生
関東信越厚生局管内 神奈川県
「厚生労働省です。担当が出ますので1を押してください。」との音声ガイダンスの電話があった。不審に思いすぐに切電した。

2024年9月2日発生
関東信越厚生局管内 神奈川県
音声ガイダンスの電話があり、指定の番号をプッシュしたところ、厚生労働保険局調査課 ナガワヒロシを名乗る人物から「沖縄県那覇市のひまわりクリニックで、あなたの保険証を使い鎮静睡眠薬の処方あり。覚えはあるか」本人確認のためとして「住所、生年月日」の質問があった。
また「那覇の警察に被害届を提出する必要がある」として、緊急連絡先の案内とともに電再度連絡する旨にて切電。(厚生局への情報提供中に、再度の着信があった。)

2024年9月2日発生
関東信越厚生局管内 栃木県
自宅の固定電話に厚労省職員を名乗る音声ガイダンスの電話があった。
未受け取りの書類があるので「1」をプッシュするようアナウンスがあった。3回同じメッセージが繰り返されたのち電話が切れた。不審に思い厚生局へ電話した。

2024年8月28日発生
関東信越厚生局管内 栃木県
厚生労働省医薬局オダと名乗る人物から入電。「宮城県仙台市のイツツバシ神経内科クリニックで使用され、睡眠薬の処方がされており、保険証の利用停止が必要」といった説明があった。
保険証を紛失しておらず、最寄りの警察に相談する旨を伝えたところ、「宮城県の警察へ被害届を提出する必要あある」と案内があった。警察署や市役所にも相談済みで、特殊詐欺の可能性があると言われ、厚生局にも情報提供したもの。

2024年8月28日発生
関東信越厚生局管内 栃木県
厚生労働省保険局薬務課アキモトを名乗る男性から、会社の電話に「会社の住所及び通報者の氏名の保険証で、宮城県の病院で規制がされている薬品を一か月分処方された記録がある」との電話があり、「個人情報が洩れている恐れがあるので、今日中にすぐ所管の警察(宮城県)に被害届を出す必要がある」との説明があった。
不審に思い、厚生労働省に確認したうえで対応する旨を伝えたところ、確認不要との説明が続き、「最終的には保険証が使えなくなる」と言われて切電。

2024年8月27日発生
関東信越厚生局管内 茨城県
厚労省職員と名乗る男性から、「今年の4月にあなたの保険証で、仙台の病院で睡眠薬を大量に処方されている。心当たりはないか?保険証を紛失したことはないか?」という電話が掛かってきた。仙台に行っておらず、保険証も紛失していない。また睡眠薬も飲んでいないため、不審に思い電話を切った。

2024年8月27日発生
東海北陸厚生局管内 富山県
厚生労働省を名乗り、申請希望の方は「1」をとの音声メッセージの電話があった。
怖くなり電話を切ったが、3回も同じ番号(81から始まる国際電話番号)からの電話があった。

2024年8月22日発生
北海道厚生局管内
何度も家の固定電話に着信があり、電話に出ると厚生労働省を名乗る「自動音声ガイダンス」が再生された。ガイダンスで番号を選択させ、オペレーターに繋がり、マイナンバーや年金について個人情報を聞かれた。全く身に覚えがないため、不審に思い電話を切電した。

2024年8月21日発生
九州厚生局管内 鹿児島県
厚生労働省からですと音声ガイダンスが流れ、「1を押すとオペレーターにお繋ぎします」との内容で1を押した。オペレータに繋がり、「あなたの保険証で福島県のクリニックで神経性の違法薬物が処方されている」との説明があり、不審に思い厚生局へ連絡をした。(同様の不審電話が複数発生しています)

2024年8月13日発生
関東信越厚生局管内 神奈川県
厚生労働省保険局調査課を名乗る人物から、
「あなたの保険証により沖縄で禁止薬物が処方されている。」
「他人がその薬を使用しており、あなた(情報提供者)が罰せられる可能性がある。」
080から始まる色々な電話番号で、留守番電話に何回も記録があり、
「逮捕される」「親族にも迷惑がかかる」などの録音が残っていた。

2024年8月8日発生
関東信越厚生局管内 埼玉県
厚労省職員を名乗る人物から携帯電話に非通知で着信あり。
「あなたの保険証(国保)で、2週間しか処方が認められていない薬が6週間分出されており不正使用と思われる。」とのこと。
その後、沖縄県警の職員を名乗る者に電話を代わり、
「秘密裏に捜査をしている。家族にも他言無用。」
「犯罪に銀行口座が使用されている可能性がある。」として口座情報を聞き出そうとした。

3.不審者の来訪について

現時点の情報はありません。

4.不審な電話等があった場合の連絡先

厚生労働省や関東信越厚生局から、上記のような内容の問い合わせを電話で行うことはございません。
不審と思われる照会(特に現金や個人情報を要求された場合)については、すぐに対応せず、必要に応じて警察へ相談いただくなど、慎重に対応してください。
なお、不審と思われる電話があった場合は、関東信越厚生局企画調整課へ情報提供いただきますようお願いします。
不審電話等の情報をメールでお寄せいただく場合は、以下のフォームからお願いします。

不審電話等_情報提供用フォーム

5.過去の不審電話等情報

6.関連リンク