健康福祉部長塚本明弘
8月の広島市集中豪雨に伴う土砂災害により、お亡くなりになられました方々に、心よりご冥福をお祈りします。また、被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
復興も未だ道半ばであり、中国四国厚生局も皆さまにできる限りの支援を行っていく所存であり、そのため、被災に伴う厚生行政に関する相談を受けるとともに、厚生労働省関係の各種支援対策等につきまして、当局のホームページで紹介しておりますので、是非ご利用ください。
今年の夏、日本を賑合わせた話題として「デング熱」の国内発生がありました。
デング熱は東南アジア等の熱帯地域で流行しており、蚊が媒介となって感染する病気です。日本では流行地域からの帰国者、入国者からの発症例が、例年、年間約200件報告されていましたが、今年のような海外渡航歴のない方々からの発症は日本では60年以上なかったもので、9月末で約150人の感染者が報告されています。
このせんだん通信が出される11月上旬には蚊の活動も弱まっているので、デング熱も終息していることを願っています。
さて、そろそろ本題に入りますが、皆さまは「結核」をご存じでしょうか。結核はその名のとおり、結核菌に感染して起こる病気です。
日本における結核の推移(単位:人) |
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新規患者 |
死亡者 |
昭和15年 |
- |
153,154 |
昭和25年 |
- |
121,769 |
昭和26年 |
590,662 |
93,307 |
昭和35年 |
489,715 |
31,959 |
昭和45年 |
178,940 |
15,899 |
昭和55年 |
70,916 |
6,439 |
平成元年 |
53,112 |
3,527 |
平成10年 |
43,818 |
2,795 |
平成20年 |
24,760 |
2,220 |
平成25年 |
20,495 |
2,087 |
人口動態統計、結核登録者情報調査年報等による
新規患者については昭和26年に統計調査を開始 |
年配の方はご存じかと思いますが、今の若い方たちはご両親や祖父母から話は聞いたことがあるとか開発途上国の話として聞いた程度ではないでしょうか。中にはスタジオジブリの映画「風立ちぬ」でヒロインがかかった病気の名前だと思い出すかもしれません。
結核はちょうど映画「風立ちぬ」の時代である第二次世界大戦前及び戦後の昭和20年代前半までは日本の国民病と言われ、年間60万人以上の人が結核にかかり、10万人以上の方々が命を亡くしていました。
その後、治療薬の開発や生活環境の改善、BCG接種の普及等によって結核の患者数や死亡者数は大幅に改善されてきました。
しかし、平成25年の状況を見ると、それでも年間約2万人の方が結核にかかり、約2千人の方が亡くなられています。
これは欧米諸国に比べると4~5倍となっており、世界から見ると日本は現在でも中程度の結核流行国ということとなります。
世界の結核の状況(2012)(人口10万対) |
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日本 |
アメリカ |
イギリス |
オランダ |
スウェーデン |
韓国 |
中国 |
タイ |
フィリピン |
新規患者率 |
16.7 |
3.1 |
12 |
5.5 |
5.9 |
89 |
65 |
89 |
224 |
死亡率 |
1.7 |
0.1 |
0.5 |
0.2 |
0.4 |
- |
- |
13.7 |
23.7 |
(注)日本以外の数値はWHO発表の数値であり、韓国、中国については数値の記載がない。
では、なぜ日本から結核がなかなか無くならないのでしょうか。
もちろん様々な要因が複雑に作用しての結果ですが、その中の一つの要因として結核菌の特性が関係しています。
結核菌はそれほど強い菌ではありません。健康な人であればたとえ結核菌に感染しても、2~3ヶ月で「免疫」ができ、発病しない人も多くいます。しかし、結核菌はなかなかしぶとく、死んだ訳ではなく人間の体の中で冬眠している状態となっています。そのため、人間の免疫力が低下した時に結核菌が冬眠から目覚めて発病するケースがあります。時によっては感染から発病まで何十年もたっていたというケースもあります。
そのため、平成25年の結核患者の状況を見ると新規患者の71%が60歳以上となっており、結核患者に占める高齢者の割合が非常に高くなっています。
また、最近問題となってきているのは多剤耐性菌の問題です。結核の治療薬は十種類以上ありますが、この結核菌はそのうちの数種類について耐性を持っており、薬の効果がなくなるというものです。では、なぜ耐性菌ができるのでしょうか。先ほど述べましたが、結核菌は自分より強いと思われる敵(免疫や結核の治療薬)がきた場合、冬眠状態に入りますが、特に治療薬に対して生き延びた結核菌は後に耐性菌となって蘇ってくることがあります。そのため、冬眠状態の結核菌も完全に消滅させるまで治療を続ける必要があり、症状がなくなった後も結核治療を確実に続けなければならない要因となっています。
この機会に結核について知っていただき、2週間以上にわたり微熱や咳が続くようであれば、風邪だけでなく、結核を疑ってみてはいかがでしょうか。
心配な方は最寄りの保健所に相談していただければと思います。
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年金管理課坂宮弘顕
厚生労働省は11月を「ねんきん月間」と位置づけ、日本年金機構と協力して、公的年金制度の普及・啓発活動を展開します。
国民の皆さまに公的年金制度を身近に感じていただき、公的年金制度に対する理解を深めていただくことを目的としています。
全国各地の様々な場所で、年金事務所職員などによる出張年金相談を行います。
また、公的年金制度の意義や、年金制度と国民の皆さま方との結びつきなどについて一緒に考えていただくため、年金制度との関わりについてのエッセイを広く募集しました。優秀作品等は日本年金機構のホームページに掲載(11月中予定)いたします。
中国管内において、日本年金機構が実施を予定している主なイベントは次のとおりです。
【鳥取県】境港市役所、智頭町総合センターなど
【島根県】隠岐の島町ふれあいセンター、西ノ島町中央公民館など
【岡山県】瀬戸内市役所、真庭市役所など
【広島県】北広島町役場、大崎上島町役場など
【山口県】山口市阿東地域交流センター、豊北総合支所など
※お近くの年金事務所等が行っている相談会等は、日本年金機構のホームページ「平成26年度「ねんきん月間」及び「年金の日」のお知らせ(全国の年金事務所の「ねんきん月間」の取組み一覧)」(外部サイトへリンク)をご覧ください。
大学や各種学校において、パンフレットの配布や学生向け相談コーナーを開設します。
【鳥取県】鳥取大学、鳥取環境大学など
【島根県】山陰中央専門大学校、島根県立大学出雲キャンパスなど
【岡山県】岡山大学、倉敷芸術科学大学、就実大学など
【広島県】広島県立福山高等技術専門校
【山口県】宇部フロンティア大学、山口東京理科大学など
学生納付特例制度の周知
中国四国厚生局では、学生等の年金受給権の確保を図る観点から、管内の大学・短期大学、専修学校、各種学校に対して、学生納付特例制度の周知について協力依頼を行っています。また、学生等が市町村役場に出向かなくても、通学する学校等を通じて学生納付特例の申請をすることができる「学生納付特例事務法人」としての指定への協力依頼を、未指定の大学等に行っています。
※学生納付特例制度の詳細については、日本年金機構のホームページ「学生納付特例制度」(外部サイトへリンク)をご覧ください。
※学生納付特例事務法人制度の詳細については、中国四国厚生局のホームページ「学生納付特例事務法人の指定、監督」をご覧ください。
中国四国厚生局と日本年金機構の共催により行うイベント事業(広島市内)
中国四国厚生局では、日本年金機構中国ブロック本部との共催により、次のイベント事業を実施します。
1.出張年金相談会・国民年金保険料納付相談会
【日時】平成26年11月8日(土曜日)10時00分~16時00分
【会場】シャレオ中央広場(広島市中区基町地下街)
【内容】年金制度一般に関する相談・国民年金保険料の納付相談・「ねんきんネット」普及のための広報活動など
2.中国地区矯正展における公的年金制度の普及・啓発活動
【日時】平成26年11月8日(土曜日)9時30分~16時30分
平成26年11月9日(日曜日)9時30分~15時00分
【会場】旧広島市民球場跡地(広島市中区基町5-25)
【内容】パネル展示及びチラシ配布による広報活動等
11月30日は「年金の日」です!
“国民お一人お一人、「ねんきんネット」等を活用しながら、高齢期の生活設計に思いを巡らしていただく日”として、11月30日(いいみらい)を「年金の日」とすることとしました。
こうした「年金の日」の趣旨について、
- 「ねんきんネット」等を利用して年金記録や年金受給見込額を確認していただき
- 高齢期に備え、その生活設計に思いを巡らせていただくこと
を呼びかけてまいります。
この機会に、年金について考えていただき、公的年金制度の趣旨やしくみについてご理解いただきますようお願いします。
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医事課藤田貴子
はじめに
中国四国厚生局医事課では、再生医療等安全性確保法をご理解いただき、患者さんに対して、より安全で迅速に再生医療を提供していただくため、再生医療等を行う医療機関の関係者及び再生医療等で使用する細胞の培養又は加工を行う施設の関係者を対象に、制度説明会を8月31日に開催いたしました。
この説明会は医療機関の関係者及び施設の関係者の方を対象にしておりましたが、再生医療等安全性確保法は、再生医療を受ける皆さまも関わりのある法律です。
身近にある再生医療
再生医療と聞くとiPS細胞やES細胞を使用した研究などを想像して、とても遠いもののように感じられるかもしれません。しかし、皆さまの身近でも、再生医療は行われているのです。
例えば、自分の脂肪を吸引・加工し豊胸手術に使用する方法、採取した血液から血小板を濃縮したものを作成しインプラントの時に使用する方法等は、お近くのクリニックや歯科医院でも行われているかもしれない再生医療です。
このような身近で自由診療として行われている再生医療も、研究で行われている再生医療も含め、細胞を使った再生医療を、安全に患者さんに提供できるように基準を定めたものが、再生医療等安全性確保法です。
安全な再生医療のための法律
再生医療等安全性確保法では、再生医療等を行う医療機関(再生医療等提供機関)、再生医療等で使用する細胞を培養・加工する施設(細胞培養加工施設)、国に認定された再生医療等提供計画を審査する委員会(認定再生医療等委員会)について、再生医療等を行う場合の手続きや守らなければいけないこと等について定めています。
まず、再生医療等を行う流れとして、再生医療等提供機関は、特定細胞加工物の製造を行う場合は届出又は許可申請を行います(1)。再生医療等提供機関が外部の細胞培養加工施設に特定細胞加工物の製造を委託する場合は、届出若しくは許可又は認定を受けた細胞培養加工施設に委託することができます(2)。次に、再生医療等提供機関は、再生医療等提供計画を作成し、認定再生医療等委員会に審査を受け(3)、認定再生医療等委員会の意見書を添えて、再生医療等提供計画を地方厚生局(中国四国地方にある医療機関は中国四国厚生局)に提出する(4)必要があります。
再生医療等提供機関に関して、再生医療等を行う際の基準(再生医療等提供基準)が決まっており、再生医療等はこの基準を守って提供する必要があります。提供基準には、再生医療等を行う医師又は歯科医師に関すること、病院や診療所の設備に関すること、使用する細胞の入手方法・加工の場所や方法・検査の方法、安全性の確保等に関する措置に関すること、研究で行われる場合の健康被害の補償の方法、再生医療等を行った記録およびその保存に関すること等があります。
認定再生医療等委員会は、医療機関や学会等が作ることのできる委員会です。この法律では、委員の要件(医療、法律や生命倫理などの専門家がいること、一般の立場の人がいることや設置者との利害関係のない人がいること等)や開催要件等を決めており、委員会が審査を適切に公正に実施できるようにしています。 |
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なお、この法律では、細胞培養加工施設の構造設備について、細胞を扱う場所が清浄であることや室圧が適当であること、設備や器具の滅菌又は消毒に関すること等、また、実際に細胞を加工する際に品質管理や製造管理の方法について、移植されるものが安全に製造・管理され、患者さんに使われるように基準を定めています。
説明会について
制度説明会では、厚生労働省再生医療研究推進室から再生医療等安全性確保法について、中国四国厚生局医事課から法律の制度に係る手続きについて説明を行いました。
説明会には、医療機関の方が47名、会社関係者の方が8名、その他関係者の方が5名の合計60名の方にご参加いただきました。
再生医療等安全性確保法は今年の11月25日から運用が開始されます。現在、厚生労働省では、運用に当たって、細かい決まりを作っています。皆さまに再生医療等安全性確保法についてご理解いただき、安全で迅速に再生医療等が提供されるよう、業務に取り組んでまいりたいと思います。
※厚生労働省のホームページ「再生医療について」に、再生医療等安全性確保法の本文等が掲載されております。ぜひ、ご活用ください。
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食品衛生課有江美咲
1.はじめに
皆さまは、「HACCP(ハサップ)」という単語を耳にしたこと、もしくは見かけたことはありますか?
HACCPとは、NASAが考え出した『安全な宇宙食を作るための食品衛生管理の方法』です。近年では、宇宙食に限らず、食品工場での導入が国際的に進められています。
中国四国厚生局食品衛生課では、食品の製造又は加工に係る総合衛生管理製造過程の承認等を主な業務とし、自治体と共に、HACCPの実践状況を監視する業務を行っております。
今回は、地域の皆さまに食品衛生管理手法HACCPに対する理解を深めていただくため、「宇宙食を作る衛生技術を学ぶ夏休み食品工場見学会」を開催しました。この見学会で参加者の皆さまには、JAXA(宇宙航空研究開発機構)職員の方からHACCP誕生のきっかけとなった宇宙食のお話を聞きながら、実際にHACCPによるジャム作りを体験していただきました。
2.概要
- 日時:平成26年8月19日(火曜日)
- 見学先:アヲハタジャムデッキ(広島県竹原市忠海中町1-2-43)
- 主催:厚生労働省中国四国厚生局
- 共催:広島県
- 協力:アヲハタ株式会社、JAXA
- 内容:1.中国四国厚生局からのお話(ハサップについて)
- 内容:2.JAXAの方からのお話(宇宙食について)
- 内容:3.広島県からの手洗い指導
- 内容:4.ハサップによるジャム作り体験
- 内容:5.工場見学
詳細につきましては、「食品の安全確保に関するリスクコミュニケーションについて」をご覧ください。
3.参加者について
20組40名の募集に対し、定員を大幅に上回る61組122名の方から応募を頂きました。たくさんの方から応募を頂き、職員一同大変嬉しく感じておりますと共に、今回残念ながらご参加いただけなかった方にも、この特集を通じて雰囲気だけでも感じていただければと思っております。
アヲハタジャムデッキ(会場)
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会場内の様子1
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会場内の様子2
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4.中国四国厚生局・JAXAからのお話について
初めに、中国四国厚生局から参加者の皆さまに対して、宇宙食を作るために開発された食品衛生管理手法「ハサップ(HACCP)」についてのお話をさせていただきました。皆さま一生懸命にメモを取りながら聞いていらっしゃいました。スーパーなどで、是非HACCP表示を探してみてください。
次に、JAXAの方から宇宙食についてのお話をしていただきました。実際の宇宙船内での写真を用いた、宇宙飛行士の1日や食事の様子についてのお話は興味深く、「人気の宇宙食は?」「寿司は食べられるのか?」等多くの質問をいただきました。
中国四国厚生局のお話
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JAXAの方のお話
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5.ハサップによるジャム作り体験について
白衣とクリーンキャップを身につけ、ハサップによるジャム作り体験を行いました。広島県の指導の下、しっかり手洗いを行い、アヲハタ株式会社のお話を聞きながら、始終和やかな雰囲気の中で行われました。
糖度計等を用いたハサップポイントの確認など、通常の調理とはひと味異なる体験をしていただけたのではないでしょうか。
アヲハタ株式会社の方のお話
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広島県による手洗い指導
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ジャム作りの様子
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糖度計を用いた糖度の確認
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ハサップポイントを確認する参加者
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ハサップポイント確認用紙
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6.工場内見学、質問コーナー及び試食会について
ジャムの製造工程の見学を行いました。
質問コーナーを兼ねた試食会では、参加者の方がアヲハタ株式会社の方々やJAXAの方と、ジャムの喫食方法や宇宙食の種類等について談笑される様子が印象的でした。
工場内見学の様子
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質問コーナー及び試食会1
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質問コーナー及び試食会2
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7.まとめ
アンケート結果では、お話の内容について「理解できた」、「おおむね理解できた」、また参加したいですかという問いについて「参加したい」、「都合が合えば参加したい」とのご意見を多くいただきました。また、「ハサップの商品を探してみたい」「食品を見る目が変わった」等のご感想をいただき、十分な手応えを感じることが出来ました。
中国四国厚生局では、今後もリスクコミュニケーションを積極的に行い、地域の皆さまと継続的に交流を深めていきたいと考えております。そして、この度、皆さまから頂きましたお声を元に、より充実した内容を目指していきたいと思います。
ジャムを持ち帰る様子
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参加された皆さま(40名)
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末筆ではございますが、今回のリスクコミュニケーションの開催にあたり多大なるご協力を頂きましたアヲハタ株式会社の皆さま、JAXAの皆さま及び広島県健康福祉局の皆さまに御礼を申し上げます。 |
麻薬取締部鈴木賢司
麻薬、覚醒剤、大麻、シンナー、危険ドラッグ等の薬物乱用は、乱用者個人の健康上の問題にとどまらず、各種の犯罪の誘因など公共の福祉に計り知れない危害をもたらします。
本運動は、麻薬・覚醒剤等の薬物乱用による危害を広く国民に周知し、国民一人一人の認識を高めることにより、麻薬・覚醒剤等の薬物乱用の根絶を図ることを目的としています。
最近では、危険ドラッグを使用した者が、二次的な犯罪、交通死亡事故や健康被害を起こす事例が多発している等、深刻な社会問題となっており、危険ドラッグをめぐる情勢は、極めて厳しくなっています。
このため政府は、平成26年7月18日には、薬物乱用対策推進会議において、「危険ドラッグの乱用の根絶のための緊急対策」を策定しました。これにより、国・都道府県・関係団体が緊密に連携し、「第四次薬物乱用防止五か年戦略」及び「緊急対策」に沿って、危険ドラッグや違法薬物の乱用拡大を防止するための対策を推進しているところです。
乱用が急速に拡大し、憂慮すべき状況である危険ドラッグは、たとえ合法であると称していても、健康被害のおそれがある非常に危険な薬物であることを皆さまに理解してもらい、危険ドラッグの使用や所持等が悪いことであるという社会的認識を持ってもらうための啓発を積極的に行うなど、都道府県衛生主管部等に対して周知徹底しています。
1.実施期間
平成26年10月1日から同年11月30日までの間
2.主な実施内容
(1)広報機関等による啓発宣伝
広報機関等を通じた麻薬・覚醒剤等の薬物乱用による危害についての全国的な広報活動を実施します。
特に、危険ドラッグは、その危険性についての正しい知識を広く普及できるよう啓発活動をより重点的
に行います。
(2)麻薬・覚醒剤乱用防止功労者への表彰
薬物乱用防止について、顕著な功績のあった方々に対して表彰を行います。
(3)麻薬・覚醒剤等に関する啓発資材の作成配布
麻薬・覚醒剤等の薬物乱用による危害とこれらの事犯の実態を周知させるため、ポスター、パンフレット等を作成し、配布します。
特に危険ドラッグについては、健康被害のおそれがある非常に危険な薬物であることを理解していただけるような内容を盛り込みます。
以下の「薬物乱用」等のパンフレットについては、「薬物の乱用は、あなたとあなたの周りの社会をダメにします!(一般啓発用)」(PDF:2,700KB)をご覧ください。
(4)麻薬・覚醒剤乱用防止運動岡山大会の開催
厚生労働省と岡山県の主催で、「麻薬・覚醒剤乱用防止運動岡山大会」を下記のとおり開催しました。
ア日時
平成26年10月28日(火曜日)14時00分~16時30分
イ実施場所
岡山コンベンションセンターコンベンションホール(岡山市北区駅元町14番1号)
〇水谷修氏の活動内容
高校教員として長い勤務経験があり、若者たちから「夜回り先生」と呼ばれ、深夜の繁華街のパトロールを通じて、多くの若者たちとふれあい、彼らの非行防止と更正に取り組んでおられます。また一方で、全国各地からのメールや電話による子供たちからの様々な相談に答え、薬物乱用、不登校、心の病、自殺などの問題に積極的に関わり、現場での経験をもとに、日本各地での講演を通じて子供たちが直面している様々な問題について訴えておられます。
(5)中国地区矯正展「刑務所作業製品展示即売会」における啓発活動
麻薬・覚醒剤乱用防止運動の一環として、広島刑務所主催の矯正展において、下記のとおり薬物乱用防止啓発活動を行います。
ア日時
平成26年11月8日(土曜日)9時30分から16時30分
平成26年11月9日(日曜日)9時30分から15時00分
イ実施場所
旧広島市民球場跡地(広島市中区基町5-25)
ウ主な内容(予定)
薬物乱用防止啓発パンフレットの配布
薬物乱用防止啓発DVDの放映
薬物乱用防止にかかるクイズ・ゲームの実施
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